劇場公開日 2025年9月19日

ひゃくえむ。のレビュー・感想・評価

全451件中、1~20件目を表示

4.0哲学的なスポーツアニメはとても斬新だった

2025年9月22日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

原作は鑑賞後に読んだ。
2時間にまとめるためとはいえ、ここまで大胆な高校生編の改変は勇気がいっただろうなと思う。
当たり前だけれど、原作の方が流れがスムーズだし、映画だけだと物足りないと思ったところは原作だと細かく描かれていたので、映画と原作両方合わせて楽しむと良いと思う。

映画での大胆な改変は悪くはなく、映画の方がよりリアルさが増していた。ちょうど世界陸上のシーズンで連日日本陸上選手の活躍に胸が熱くなっていたところだったのも大きい。
ロトスコープの手法を使っていたことで、直近で世界陸上を見ている人たちにも、肝心の走りや走る前の動作などが嘘っぽくなく、リアルな陸上として楽しむことができると思う。

私はスポ根ものが大好きなので、題材的にも好みドンピシャだったけれど、この「ひゃくえむ。」は作者の特徴もあり、他のスポ根ものとは一角を画す。
それは、スポ根ものだけれどフィジカル面についてより、内面の真理を追求する哲学的な面が強いからだ。
キャラクターひとりひとりが放つ言葉は、様々な立場にいる私たちにも違った形で届く。
私も何度かグッと掴まれた言葉があった。
是非映画館でその言葉たちを受け取ってほしい。

最後のエンドロールで流れる髭男の「らしさ」もとてもよく、あまりの歌詞の良さに涙が出た。
またひとつ人生の応援歌が増えた。

もうひとつ言及したいのが、松坂桃李くんのアフレコの素晴らしさ!
滑舌がいいからとても聞きやすく、声も主人公にすごくあっていて、プロ声優の中で演技をされていても全く違和感がなかった。本当にすごい!

「ひゃくえむ。」は、100mのたった10秒に自分の人生をかける人たちの、成長や挫折、迷いや不安、奮起や勇気が作品を通して散りばめられていて、見終わった後に、自分も頑張ろうと思わせてくれる素敵な作品でした。

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AZU

5.0今年屈指の傑作

2025年10月31日
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鑑賞方法:映画館

今年度屈指の映画では。100M走というシンプルな競技にこれだけ世界中が魅せられているのはなぜなのか、という答えがここにある。この作品はあの短い距離に込められたドラマを極限まで深く掘って見せている。哲学と意地と狂気(狂喜?)のぶつかり合いがあの10秒程度のレースにこもっているのだと、物語と抜群のアニメーションの動きで表現している。セリフの哲学的要素が仮になかったとして、あのアニメーション描写だけでもドラマを伝えることすらできたのではと思わせるほど素晴らしい。
ロトスコープの使い分け、線をシンプルに描くシーンもあれば情報量を増やしてギャップをつけることで巧みに観客の感情と集中力をコントロールしていたのが印象的。岩井澤監督の前作『音楽』では、そうしたシーンは終盤のライブのみ見られたのだが、プロダクション規模が大きくなった今作では、より効果的に様々なシーンでその使い分けが見られて素晴らしかった。
キャスティングもばっちりだった。染谷将太の起用が抜群に効いてる。

そういえば、魚豊作品では髭の人に津田健次郎を当てないといけない決まりでもあるのだろうか。

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杉本穂高

4.5「100メートル走」という陸上競技を題材に繰り広げられる物語。特に“10秒の世界”に凝縮された人生観の変遷と、意欲的な作画は一見の価値アリ!

2025年9月20日
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本作はアニメ化もされた「チ。 地球の運動について」で知られる漫画家・魚豊の連載デビュー作。「100メートル走」という陸上競技を題材に繰り広げられる物語です。
登場人物たちが人生をかけて臨んでいる「日本記録を持つようなトップランナー」を中心に描いているため、セリフが達観しているなど興味深く、物語として面白くなっています。
「100メートル走」は“10秒の世界”なので、凝縮された人生観となっていて、特に主人公の変遷が丁寧に描かれています。
最終的に到達する「正解」とは何なのか、そして、それを踏まえたラストシーンは必見レベルでしょう。
また、意欲的な作画も多くあって見応えがあります。
本作では、小学生時代、中学生時代。高校生時代、そこから10年後の社会人時代を描いているので、登場人物の名前はしっかり覚えておきましょう。
主人公の「トガシ」、トガシが小学生の時に出会う転校生の「小宮」。トガシと小宮が小学生時代に出会う中学生部門1位の「仁神(にがみ)」。15歳でインターハイ優勝し日本新記録を打ち立てた絶対王者「財津」。社会人時代のトガシの実業団チームにおけるエース「海棠」。この5人はキチンと覚えながら見るようにしてみてください。
「ルックバック」や「ピンポン THE ANIMATION」が好きな人には刺さりやすいと思われる一見の価値のある作品です。

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細野真宏

3.5フィロソフィーのダッシュ

2026年1月23日
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鑑賞方法:VOD

オンユアマークから号砲までのタイミングがシーンによって変わるから、実際に競技していた人はモヤモヤするのではないかと観ている方が心配になったのだが…

まあ哲学書でもあるので、競技者はスタートを待つあの1.5秒〜2秒強が永遠にも感じられるという「精神的な密度」を表現してるってことなんだろうね。

たった10秒に人生を賭ける。

そこに身を置く者にしか感じられないあらゆる感情をさまざまな登場人物に割り当て語らせていく中で、重たい人生訓や、取り返しのつかない後悔、想像し難いほどの嫉妬心——そういったものを言葉で語らず、ただ“走る”ことで表現していく。あれを成立させられるのは、作者の魚豊先生とロトスコープに人生を賭けた岩井澤健治監督しかいないと思った。

何よりラストをあんな感じにしたのが「外野はしのごのいうな、スプリンターの快感は一生わからんよ!アニメ観てわかった気になんなよ!」というメッセージが感じられて清々しかったな。

逆に擬似的に才能のある人の見ている景色を体験させて頂きありがとうございます!

後発の国々が追いつこうと足掻いても絶対に追いつけない日本のアニメの表現力を垣間見てザマアミロという気分にもなれました。

でもやっぱスマホ触っちゃうから映画館で見たかったな。
モニタで見るのは映画ではない何かであることを痛感。

映画館行こうな!それではハバナイスムービー!

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きーろ

4.0本気でいることの幸福感を画いた作品

2026年1月21日
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鑑賞方法:VOD

劇中、計測タイムは出てこない
おそらく作者の意図は単なる記録ではない
相手に負けまいとする、負けまいとして居られることの高揚感を画きたかったのかなと個人的には感じる
明日を生きるために今日死んでいたらなんにもならないと思うとこは非常に共感できる
なぜなら、人間がいちばんやらかしがちな生き方だから。当然画面には自分と違う明日のことなど微塵も考えず一心不乱に生きるキャラクターたちを鑑賞客は目にする
それは羨望というよりはある種それができなかった後悔の念を呼び覚ます
もう一度、今日という日を見つめてみたいと私は思う。

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ちゆう

2.5語彙力はないです。

2026年1月21日
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たまたま見る機会があってNetflixで視聴。
同じ作者のチ。は観ており、それは好きだった。

哲学的思想は好きで、スポーツ系作品はたまに見る程度なのだが、めっちゃ面白い!とはならなかった。
刺さらなかった側の人間だったのかなと思うと結構悲しい。

一人の人間の人生を描いたみたいな感じに思えた。
スポーツを通して、哲学的思想というか現実でみんなが考えないであろう哲学分野を問いかけるような内容だった。

登場人物がただの社会人とか一般的な学生とかではなく、プロのスポーツ選手という、「それしかない」「それを頑張るしかない」人がメインになっているのが、台詞の重みとマッチしてて良かった。
(それしかないって言うと極端すぎる表現だけど。)

ただ、何か、どうしてもエモい事を一定層に刺さりそうなエモさで言ってるような感じにしか思えなくて、台詞を自分の中で飲み込んで噛み砕いても感動までいかなかった。

現代には刺さりそう。

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ぬ

4.0スポ根ではないスポーツ物語

2026年1月20日
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さー

4.52026/1/17 すごくよかった。臨場感、思わず自分が走っていた...

2026年1月20日
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鑑賞方法:VOD

2026/1/17
すごくよかった。臨場感、思わず自分が走っていた時代を思い起こしてしまった。
トップでいられる人間は一部、そして世代交代も当然ある。
そういうものがすべて詰め込まれていた。
最後はどうなったのか。マンガは読んでいない、映画で初めて観た。だから想像でしかないが、きっとこうかな?って思わせるところもよかったのかも。マンガ読んでみようかな

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まりん

4.0100m走

2026年1月18日
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鑑賞方法:VOD

興奮

知的

トガシは小学生で圧倒的なスピードで100m競争を制していた。
転校生の小宮は現実逃避のために走っていたが、遅かった。
トガシはそんな小宮に速く走ることを教え、終生のライバルであり友となる。
10秒の人生は哲学的でもあるが、陸上選手の気持ちが、ほんの少しだけ分かるような気がした。

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いやよセブン

4.0心象表現が斬新

2026年1月17日
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興奮

ドキドキ

最後の笑顔がたまらなく良い

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リュウケイショー

5.0その一瞬に命をかけた男達。

2026年1月16日
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泣ける

興奮

ドキドキ

想像を遥かに超える傑作でした。
何のために走るのか。
何のために、すべてをかなぐり捨てて努力を重ねるのか。

何か一つのことに全力で打ち込んだ経験のある人なら、このドラマは胸の奥底に突き刺さらずにはいられないと思います。
私自身も、遠い昔に忘れていた青春時代の記憶がフラッシュバックし、とても他人事とは思えませんでした。
気づけば前が見えなくなるほど涙を流していました。

描かれるのは青春だけではありません。
成人を迎えてなお走り続ける主人公たちの姿です。
綺麗事だけでは済まされない苦難や絶望の先に、本気で打ち込んだ人間だけが辿り着ける一瞬の輝きがあり、その尊さに心を打たれました。

ロトスコープで描かれたアニメーションは、良い意味で生々しく、等身大の肉体とドラマをエモーショナルに映し出しています。
800メートルリレーのバトンパスの緊張感、息が切れ、酸欠に陥りそうになる感覚まで、とにかくすべてがリアルでした。

1つのことにとことん打ち込む名作映画はこれまでにも沢山ありました。ブラックスワンやセッション、アニメならルックバックもその一部であり、どちらも悪魔に魅入られたようなバッドエンディングに向かっていきます。

しかし本作はそうはなりません。
そこが最大の魅力だと思います。

あのラストの晴れやかな表情。
そしてエンディング。
一生忘れることはありません。

いつかリバイバル上映されたら、次はぜひスクリーンで観たい作品です。

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ジョイ☮ JOY86式。

2.5わずか10秒に

Kさん
2026年1月15日
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K

5.0らしさ

2026年1月15日
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鑑賞方法:その他
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くはな

5.0ぜひ映画館で

2026年1月14日
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鑑賞方法:映画館

興奮

ドキドキ

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流離いのオオハシ

5.0面白かった!

2026年1月13日
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Netflixで細切れで見てしまったのが反省。せめて通しで見るべきであった。

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サウナおじさん

3.5とにかくリアルだった。

2026年1月13日
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鑑賞方法:VOD

難しい

斬新

人間味がなかったトガシくんが挫折を経験し、人間的に成長していく姿が上手く描かれていた。
陸上競技に限らず、スポーツは全て弱肉強食だと考えさせられた。

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江戸川コメソ

5.0刹那

2026年1月12日
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スタート前のセッティングの様子やスタートブロックの金属音のディテールが臨場感を高めている。
最後の演出は茄子アンダルシアの夏を思い出した。

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takantino

4.0かなり良かった

2026年1月12日
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スポーツ物はそうなんやけど
陸上競技を使った人生って感じの映画

仕事で辛い事があった時などに観ると救われる感じがする
何度も観たいなこれ

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w_MAXL_rose

4.0走りたくなるのわかる

2026年1月12日
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会社の後輩が良かったと言っていて気になっていたけど、ようやく鑑賞できた。良作。
ロトスコープな動きは気になるけど、スピード感良い。
二人の勝負もよかった。満足。

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kawa

4.0気になっていたけど観れず、ちょうどよくキノシネマ新宿で観れたので鑑...

2026年1月12日
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鑑賞方法:映画館

斬新

気になっていたけど観れず、ちょうどよくキノシネマ新宿で観れたので鑑賞。
原作漫画も他の作品も知らずにいたため、てっきり明るくポジティブな青春スポ根ものかと思っていたが、登場人物がみんなどこか闇を抱えていて哲学的なのが新鮮だった。
速く走るキャラだからか、スピーチも一瞬なのがツボだった。あと、随所の音楽もよき。

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ニャ