劇場公開日 2025年3月28日

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エミリア・ペレスのレビュー・感想・評価

全234件中、1~20件目を表示

5.0人間の変化とは

2025年5月31日
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鑑賞方法:映画館

ジャック・オーディアールがミュージカルを撮るとは思わなかったが、彼の作品の中でも結構上位に好きかもしれない。これは人の変化についての物語だ、外見が変化する、あるいは本当の自分の外見を手に入れることで内面にまで変化が及んでいく。性適合手術を受けて女性として生活するようになって、マフィアのボスとして生きてきた時には思いもよらなかった慈善事業に精を出すようになる主人公。この変化は外見が導くように内面が変わっていったということなのか。ゾーイ・サルダナの歌唱パートにそれを示唆するようなセリフがあったが、これは変化なのか、本来の彼女の性質なのか。時にマフィア時代の狂暴さが目覚めそうになる主人公だが、人間は経験の蓄積によって形作られるのだとすれば、マフィア時代の恐ろしさもまた、彼女の一部を構成する要素と言えるか。
ゾーイ・サルダナの芝居は本当に素晴らしかった。彼女のベストパフォーマンスだと思う。彼女演じる弁護士の変化もまた面白い。人の本質と変化について非常に深いところまで切り込んだ作品だと思う。

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杉本穂高

3.5日本が舞台だと仮定したら、トンチキっぷりがわかりやすい

2025年3月31日
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村山章

4.0殻を破って突きつける予測不能なストーリー

2025年3月25日
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鑑賞方法:試写会

これはギャング映画か、それとも社会派、もしくは性差を超えた人間ドラマか。そんな線引きはどうでも良い。重要なのはすでに名匠の地位を獲得したオーディヤール監督がこの映画でさらに豪快に殻を破ろうとしているということだ。序盤からの予測不能ぶりには「あれ?オーディヤールではなくアルモドバル作品だったかな?」とクレジットを見返したくなるほど。しかし人が境界線を超え、過去と決別していく姿は彼の作品で絶えず描かれてきたテーマであり、今回の「彼女たちの物語」にも同様の気迫がみなぎる。その上、本作は時折、登場人物の心情をリズミカルな振り付けや歌声で吐露するミュージカルの側面も脈打つ。ゾーイ・サルダナの身のこなしや真っ直ぐな目線も本作の欠かすことのできない推進力だが、それに輪をかけてエミリア役のガスコンの人間的な迫力には圧倒されるばかり。賞レースの結果を意識しすぎることなく、ただただ身を委ねて楽しみたい一作だ。

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牛津厚信

3.5濃ゆい

2026年1月23日
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ゆき@おうちの中の人

3.5まあまあ

2025年11月17日
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鑑賞方法:DVD/BD

まあまあ面白かったです☆

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hide1095

被差別者が差別主義者になるパラドックス

2025年11月1日
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鑑賞方法:映画館

Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下でジャック・オーディアール監督『エミリア・ペレス』鑑賞。麻薬王からエミリア ペレスまで性別を超えて演じ切った なんとかガスコンがよかった。それだけに例の舌禍事件は残念。この映画から学ぶ事は「ニ兎追う者は一兎をも得ず」と「過去のSNSは気を付けよう」だな。#19

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はにわさん in 2026

3.5犯罪王か聖母か、贖罪か慈愛か

2025年9月27日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

斬新

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近大

4.0ミュージカルとして好き

2025年8月26日
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鑑賞方法:その他

何故か実在の人物だと思って観てしまい、勝手に混乱。

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ginger

4.0私の心を取り戻すために

2025年8月24日
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「エミリア・ペレス」麻薬王が極秘裏に性転換手術を受けて、女性として人生をやり直すという設定なんだけど、クィア映画というわけではなく、抑圧された4人の女性の自身を取り戻すための闘いの物語ですね。ジャック・オーディアール作品では最も切なかったな。

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ピンボール

3.0【メキシコ・クライム風味の人魚姫】

2025年8月22日
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鑑賞方法:VOD

麻薬王が性同一性障害を抱え、女性となって引退する──そんな衝撃的な設定から始まる物語。
しかし当然「はい、おつかれさま」では終わらない。

物語が進むにつれ、クライム要素がどんどん濃くなり、ミュージカルシーンは減っていく。
ただ、もしこの映画にミュージカルがなかったら、ただの犯罪劇になっていただろう。
歌で描かれることで物語に寓話性が生まれ、作品は一気に格上げされている。

エミリアが本当に欲しかったものは何だったのか。
人魚姫のように、何かを犠牲にしてでも望むものを得たのか。
なにか諦められるものはなかったのか。

ミュージカルという形式だからこそ、エミリアは美しく、そして悲しく輝いていた。
そんな寓話的で切ない物語でした。

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abu

4.5二つの「転換」を成し遂げたエミリア・ペレス。サスペンスあり、ミュージカルあり、重厚な人間ドラマあり

2025年8月13日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

驚く

ドキドキ

2024年第77回カンヌ国際映画祭にて
審査員賞と四人の女優(ゾーイ・サルダナ、カルラ・ソフイア・ガスコ ン、セレーナ・ゴメス、アドリアーナ・パス)がそろって女優賞を受賞

2025年第97回アカデミー賞で13部門にノミネートされ
リタ役のゾーイ・サルダナが助演女優賞
歌曲賞を2部門で受賞した。

脚本・監督は多数の受賞歴で知られるフランスの名匠
ジャック・オーディアールです。

スリルあり、重厚な人間ドラマあり。ミュージカルシーンあり
あの手この手で見る者を引き付けるこの映画をぜひ見てください
【映画批評】
 前半部のスリルあふれるシーンの連続と中盤以降の重厚な人間ドラマ。この映画には二つの顔があり、その二つが絶妙につながっていて途切れのないテンポをうみ、ミュージカルシーンで心境を吐露するあたり、あの手この手でスクリーンに引きずり込むジャック・オーディアール監督の手腕は見事だ。

 弁護士リタは、麻薬組織の大ボスマニタスから、性転換手術の依頼を受ける。やむなく引き受けたリタは、世界各地を飛び回りやっと手術を受託した医師と出会う。ここまでの展開は、マニタスからの脅しのような期限遵守、法の目をかいくぐる、医師との何回もの折衝、性転換手術の方法のやりとりなどスリルとミュージカルシーンをあわせて緊迫した映像展開なっていた。

 そして四年後。ロンドンでリタは「性転換」したエミリアと出会う。マニタスは死に、完全に別人女性エミリアになっていた。リタはロンドンで弁護士として活躍していたが、エミリアは、彼女を連れて母国メキシコへ帰り、家族と一緒に暮らすという。

 メキシコに帰国したエミリアは、マニタスの伯母になり、妻と二人の子供と一緒に暮らす。そしてエミリアは、犯罪に巻き込まれて死んだ人や家族に対して、自らがおこなった悪行からまさに「転換」するように人道支援に力を入れる。

 マニタスが手術前リタに言っていた「今の人生はまったく望んでいない自分だ」という言葉。マニタスは性転換のみでなく彼の人生すべてをゲームチェンジする覚悟でいたのだ。ただ一つを除いて。

 すべてを捨てたのに捨てきれなかったものが家族だ。マニタスがエミリアになっても家族を愛していたことで、麻薬組織の大ボスでいること、心が女性であるのに男であることを捨てたかったのだ。マニタスの真実の心情がにじみでていた。

 人道支援する際のパートナー、リタ。エミリアの真実を知るただ一人の人間でありもっとも信頼する友がいつもそばにいてくれる。恋人もできこれからというとき。あることがおきる。ラストシーンは、苦渋と真実の愛の発露とともに消え去るはかなさをかもしだしていた。エミリアは二つの「転換」を成し遂げたのだ。

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かな

3.5ギャングなボスが性転換するという大胆な世界観に、ミュージカルと独創...

2025年8月8日
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鑑賞方法:VOD

ギャングなボスが性転換するという大胆な世界観に、ミュージカルと独創的な表現が合わさって斬新。
悪は善にはなれない…というオチも鮮烈。
しかも弁護士が武器を手に精鋭部隊を率いて突入なんて、もはやギャングそのもの。
まさに「朱に交われば赤くなる」を体現した作品。

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ホンマサ

4.5トランスジェンダー女優とラテン系俳優総出演のエネルギー溢れるクライム映画

2025年8月4日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

驚く

内心では、
“お父さんは今日から、お母さんになったから“
で、済む話し・・・そうすればこんな大騒動にならないのに、
とか思ってしまいました。

この映画は特殊な設定です。
主人公は大金持ちの麻薬王マニタス(カルラ・ソフィア・ガスコン)
(大悪人で殺人をしてバラバラにしたり、溶かしたりは当たり前)
そんな彼が彼女になるために雇ったコーデュネーターは弁護士のリタ
(ゾーイ・サルダナ)でした。
医師の手配、偽造パスポートの入手、偽の名義の銀行口座の新設・・・
などの事務処理に手腕を発揮して(これって違法行為ですね)

4年後マニタスはエミリア・ロペスとしてリタの前に現れます。
“妻子を呼び寄せて一緒に暮らしたい“
身元は話さずに、親戚のお金持ちのエミリアおばさんとして
育児を手伝い、生活費を賄うことになります。

★性適合手術で別人になるためには、ヤバイ麻薬王のマニタスは
この世から消えます、殺されたことにしました。
(誰かがマニタスの死体に代わりになりました=殺人)

この映画がとてもユニークで楽しくて、展開が早くて面白い。
★ミュージカルなので、歌い踊ります。
マニタスの妻ジュリア役はセリーナ・ゴメス。
れっきとした大物歌手ですから、歌も踊りも抜群でオーラ全開。
おまけに若くて美しい。
★歌の歌詞が心の中を端的な言葉で伝えるので、場面転換の速さに
拍車をかけています。

メキシコシティ→スイス→ロンドン→メキシコシティ。
この移動も展開の速さを補っているし、
ミュージカル仕立ては大成功。

★妻が浮気して子供の奪い合いになる展開も、
★過去は捨てても性別を変えても、子供を愛する気持ちは
偽れない。
しかし、今までの悪が地獄まで追ってくる。
ラストはやはりギャング映画らしくエミリア、リタ、ジェシーを、
巻き込むドロドロの銃撃戦。
物騒で治安の悪い悪人天国メキシコ
(この辺がメキシコ人にはカチンときたらしい・・・)

ラストの悲劇は当然の報いで、想定内の、
それはそうだろうなぁ、・・・ですよ。
大悪党の麻薬王が慈善事業でチャリティー、
とか偽善も良いところ。

役者よし・・・本気度、華やかさ、
脚本よし・・・想定内でも展開の速さ、構成に驚く、
監督よし・・・フランス人のジャック・オーディアール。
アカデミー賞歌曲賞を受賞した
歌も、もちろんよし・・・バラードあり、ラブソングあり、

よく考えると馬鹿馬鹿しいけれど面白い映画でした。
腕力と、ラテンのエネルギーと、迫力に圧倒されました。

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琥珀糖

2.0いつも通り

2025年8月3日
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監督のいつも通りの何が言いたいのかよくわからない作品だった
笑えもせず感動もせずただエドガーラミレスを無駄遣いしただけのような
この年は不作だったのかな

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rul2k

4.0ジャンルをこえた超エンタメ映画

2025年7月29日
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とりあえずめちゃくちゃ面白い。どんな作品か全く知らずに見に行ったら、わりと序盤でミュージカルシーンが始まったので、あれ?ミュージカル映画だったのか。と思ったらそんなことも無くて。ここだってポイントだけミュージカルシーンが挟まれる時もあるぐらい。しかも、めっちゃいい。主人公の人生も本当に変わってるし設定が面白い。ジェンダーなメッセージが強めの作品かと思ったら、あるにはあるけど、特別そうという訳では無い。激しい銃撃戦もあったりもする。とにかくめちゃくちゃ面白くてワクワクする。それでいて最終的にはメッセージ性もあったりもして感動もそれなりにする。アカデミー賞の時期は発言なんか色々と良くない話もあったが、作品に罪は無いので、興味ある人は是非1度見て欲しいですね。おすすめの作品です🥺

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映画大好き神谷さん

5.0自分を大切にすることの大事さを教えてくれる

2025年7月7日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

様々な映画祭で高い評価を得ていて早く見たいと思って公開の翌日に見に行きました。ありのままの自分で生きる人生と信念を貫くことがいかに大切なことであるかを思い起こさせてくれる作品でした。ミュージカルではありますが歌と踊りの楽しい映画ではなく、主人公の置かれた状況や心情をそのまま演者の演技で伝えさせるよりも詩的に歌で表現していく方が嘘っぽくなく、見る人の心にダイレクトに強く伝える手法としてのミュージカルと思います。そのせいかとても心に響きました。日本の人にとって、周囲に合わせるとか、他人を慮り自分の正しさを引っ込めてしまったり、それで自分自身を見失うという経験はあると思います。一歩踏み込む力、勇気をこの映画は与えてくれるかもしれません。特に若い人には自分を大切にすることをこの映画を見ることでもっと考えてほしいと思いました。エンドロールに流れる歌詞はとても心に残りました。若い人には是非見てほしい作品です。

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むっ、むいちろう

2.0罪滅ぼしといいつつ身勝手

2025年6月15日
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鑑賞した頃アプリが不調で書き込めなかったのですが、意外なほど高評価が多くてびっくりしました。
「リリーのすべて」や「わたしはロランス」もそうだけど、結婚してから昔からの気持ちが抑えられなくなってトランス手術する男の言動が、あまりにも身勝手で女性としてイライラします。
おまけにエミリアは過去の醜い所業で得た莫大な富を罪滅ぼしに慈善事業に乗り出すのはいいけど、そこで感謝とかされるのもなんだか納得できない。
自分は新しい恋のお相手とルンルンするくせに、嫁が他の男と結婚しようものなら相手を殺す勢いなのは、術前の医師と弁護士の会話「姿を変えても本来の人間性は変わらない云々…」というのが伏線になってたかな?所詮独占欲の強いチンピラにしか見えなかった。
最後も対立するギャングとか政治家に誘拐されるならまだしも、なんじゃそりゃな展開だし。
いきなり雪国に行かされたかと思えば呼び戻されて束縛されたり、嫁と子供が可哀想で仕方ない映画でした。
アカデミー賞取らなくて良かったです。これが取ったら怒り心頭ですよ。
ゾーイ・ザルダナとセレーナ・ゴメスがとても良かった、ダンスシーンも、それだけは良かった。

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kogeru

5.0エミリアの生き方は魅力的でした

2025年6月11日
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鑑賞方法:映画館

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気の強そうな中年の女性の顔がアップで、まっすぐこちらを見ている。
そんなポスターを遠巻きに見て、「自立する女性の人生賛歌」を描いた普通の人の日常を描いた物語だと思い込んでスルーしていました。

しかしポスターの文字をよく読むと「彼女はかつて、最恐の麻薬王だった」とあり、がぜん興味を惹かれたものの、残念ながら既に上映終了。

今月、キネマ旬報シアターの追加上映のおかげで、ようやく鑑賞できました。

いくつものレビューを読んでから鑑賞したため、いきなりのミュージカルに驚くこともなく、エミリアの行く末もほぼ想像できましたが、数々の高評価レビューにほぼ同意です。

ただ、この映画の魅力を損ねる程の事ではないですが、麻薬王が女性の姿になって現れエミリアと名乗って以降、「性転換した麻薬王」ではなく、「麻薬王の女性親族」という印象がやや強く、性転換の設定が少しだけしっくりきませんでした。

また、全てを捨てて女性になったはずの麻薬王が、自分の子供達には執着を残していたのが意外でした。子供たちに対しては、父性というより母性を感じる愛情表現だったので、やはり心は女性だったのですね。

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零零2015

4.5エミリアはお父さんの匂いがする

2025年6月3日
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鑑賞方法:映画館

メキシコには行ったことはない。まぁまぁの中所得国で陽気で明るい国民性だが、貧富の差もあり犯罪発生頻度は高く特に麻薬関連の犯罪が多い国のイメージである。なのでメキシコを舞台にした映画やドラマは麻薬とそれに絡む銃撃戦ばかりが描かれる。
この映画も元麻薬王が主役だが、そのテーマは異なる。悪の限りをしてきたマニタスは2年前から密かにホルモン注射をし女性になる準備をしており、弁護士のリタをスカウトし彼女の完璧な計画により性転換と自身を死んだと見せかけ生まれ変わることに成功する。これだけで展開力だが抜群だが、それを更にミュージカル仕掛けで観せる。そして4年後、ビジネスが成功してるように見えるリタの前にマニタスからエミリア・ペレスになっていた「彼女」が現れる。生まれ変わったとは言え家族が恋しくてたまらないエミリアはマニタスのいとこと嘘をつき妻と子供と同居する。何とか秘密がバレませんと思うが、息子はエミリアが懐かしいお父さんの匂いがすると言う。さらにエミリアはかつての自分の罪を償うように慈善活動に邁進する。そしてその後、色んなことが起きて、遂にはかつての妻と悲惨な末路に、、。
自業自得の最後だったのかとも思うが、エミリアがもっと心も体も別人になり奇跡のファンタジーの世界に入っていってもよかったのかと思ってしまいます。
オスカーは「アノーラ」が獲ったが、断然この「エミリア・ペレス」の方が良かったなぁ、。

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アベちゃん

3.5因果応報

2025年5月24日
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鑑賞方法:映画館

色々と話題になっていて近所のミニシアターでやっていたので鑑賞してみた。メキシコの麻薬王のマニタスが自分の罪や敵から身を守るために男性から女性に性転換したいと弁護士のリタに頼み込むことから始まるお話し。ちょっとしたセリフを口ずさむようにミュージカル風にした演出は斬新で楽曲は耳に残るものは多いがマニタスとエミリアのギャップがありすぎてなかなか感情移入は出来ずらかった。でもゾーイサルダナは主演と言っても良いのではと思わせるほど演技力・表現力が素晴らしかった。反対にセレーナゴメスは悪いビッチな役で最期はエミリアとともにあっけない幕切れだった。因果応報というか何というかやりきれない気持ちにさせられた佳作。

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maku
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