先生の白い嘘のレビュー・感想・評価
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令和版「高校教師」で、唯一無二だと感じた🏫
初めはエロい内容を一般作品でやる意欲作かと思いましたが、次第に抑圧された主人公が抱える問題に引き込まれて行きました。往年の野島伸司「高校教師」の、先生側が抑圧されているバージョンだと感じました。まあ男の子は助けに来なかったですが。皆の演技が凄いですが、風間君が鬼畜そのものでした。自らのセクシュアリティに嫌悪しながらも、大きな愛で包み込もうとする主人公の姿が印象的でした。女性の悲しみが少し分かった気がします。台詞での説明ですが、男の子も女性に犯されたと言う事で、男性こそが奪い尽くすと言う単純な内容では無いのも良かったです。「植物図鑑」でファンになりましたが、三木監督は作品ごとに何が求められているかをとことん突き詰める、凄い監督だと思います。テーマを追求しつつ、しっかりエロかったです。
重たい言葉だけが空回りする ―― 正月に見る「価値」を模索するにはもってこいの作品!
正月映画には、少しばかりの希望と、少しばかりの我慢を持って臨みたいものだ!
しかし、本作に関して言えば、我慢だけが見事に残った。
映画.comの解説には、
男女間の性の格差を描いて反響を呼んだ鳥飼茜の同名漫画を実写映画化。自らの性に対して抱える矛盾した感情や、男女間に存在する性の格差に向き合う女性の姿を通して、人の根底にある醜さと美しさを描き出す。
とあった。
「男女間の性の格差」「人の根底にある醜さと美しさ」といった、いかにも重厚そうな言葉が並んでいる。
そうなのだろうか?
扱っている題材は確かにセンシティブだ。しかし、題材がセンシティブであることと、映画での表現が深いことは別である。
この映画はその区別を、最初から最後まで取り違えている。未成年の妄想めいた感情や衝動を、心理学や臨床の言葉でコーティングすれば「作品」になる、と本気で信じているような危うさがある。
問題を描くのではなく、問題を“持ち込む”だけ。整理も、咀嚼も、問い直しされていない。
その典型的な例が次のセリフだ。
「俺って生きる価値がない」
重たい言葉を登場人物に言わせれば、観客が勝手に深読みしてくれるだろう、という期待が透けて見える。
ちなみに演じている「健次郎」は悪くない。むしろ、この空虚な台詞群の中で浮かび上がってしまうほど、役に“はまって”いるのが皮肉だ。
奈緒の扱い(主人公の描き方)も不可解なままだ。
表情、人格、存在感まで含めて、あそこまで「作り変える」必要が本当にあったのだろうか。
特に、ホテルでの長広舌の直後にそれをやられると、演出の必然性よりも、作り手の自己満足が前面に出てしまう。
あの演説シーンは、高校生向けの保健体育の授業を延々と聞かされている感覚に近いものがある。
加えて、音楽(BGM)も珍妙だった。
なぜ、これほど真面目ぶった題材を、ここまで可笑しく演出できるのか。
緊張感を高めたいのか、皮肉を効かせたいのか、どちらなのか分からないまま、結果的に「なんかそのような」といった雰囲気に流され、映画のモチーフがわからぬまま崩れていってしまっている。
そして、ラストの「二年後」。
時間を飛ばせば、物語が前進したように見えると思ったのだろうか。厳しい言い方をすれば、積み重ねのない未来は、ただの逃げでしかない。
結局、この映画は
「重要なテーマを扱っている自分たち」に酔っているだけのように見えた。
性差別も、自己否定も、社会への問いも、どれ一つとして掘り下げられないまま、表面だけをなぞって終わる。
正月早々、「観ることの価値のない映画」に出会ってしまった気になってしまった。だからと言って、クローゼットに紐をかける(掛ける)ことなどしない。かける(賭ける)なら、この作品ではなく別の一本に賭けたかった。
男とか女とか拘り過ぎでは
最低男の王者、早藤くん
風間くんがこんな最低男やるなんて…
でも大河もちょっと悪い感じの役だったから
意外に見れた。笑
主人公より早藤が際立って…
美奈子は妊婦なのに美鈴助けたり、早藤助けたり大変だな。
私の白いレビュー
全員の体当たり演技が鑑賞後も重く刺さる
鳥飼先生の作品が好きで鑑賞。
台詞がちょいちょい違うニュアンスに感じたり、美鈴先生の心情は漫画だとよくわかるけど映画では描いていなかったので、共感しづらいとの声があるのかなと感じました。
奈緒ちゃんすごいですね。
特に最後のホテルのシーンはしんどすぎて目を背けたくなりました。
早藤くんと美奈子は漫画とは雰囲気が違ったけど、風間くんの狂気的な早藤くん怖かったです。
最近良いパパなDヲタな風間くんしか印象になかったから、他の方のレビューを見て金八先生思い出しました。
椿の下りがなかったり色々と映画に収めるにあたり改変があったと思いますが、久々にしんどい映画を観ました。
鳥飼先生の描く不平等が、伝わる人にしか伝わらないのが現実なんだろうと思いました。女の体は、痛みに耐えるために潤うこともあります。
理解できなかった…
ドス黒い人間の性(さが)を究極に丁寧に描いた作品。
👌総評
統一された丁寧さが観ていて心地よかったです。ところどころ複雑な言い回しが多い気がしましたが全体の丁寧な作り込みにマッチした台詞だったと思います。
詩的で芸術的なところもこれはこれで素敵でした。
人間の「性」の不条理さ、心情の矛盾を丁寧に描いた作品。
📚詩的な台詞。おしゃれなのか哲学的なのか、ただ曖昧なだけなのか。
セリフも詩的な印象が強かった。映画ではよく、語らずして語ることが多いが、この作品は語るけど詩的であるが故に焦点が定まらずふわっとした理解がずっと続く感じ。
🎬好きなシーン
少し芸術的なところもあったのかなと思う。主人公が殴られた後の上からのトップダウンショット(真俯瞰)の映像が好きでした。
男との勝負に行く前のリップのくだりも好きでした。
また、破水した奥さんを尻目にやっと手にしたスマホで電話をかける先は、、、
彼の人間性がわかりやすく伝わってきました。
🎵タイミングの良い全て
(都合の良すぎる展開)は都度あったけど、どれも目的を持った都合の良さ。ただの場面繋ぎではないというところでマシでした。
◾️先生の家に行く(滅多にないだろそんなこと)
◾️防犯ブザーがタイミングよくなって、タイミングよくああなって、、、
◾️タイミングよく全てを知るミナコ。
◾️破水が映画のタイミングとしてベストタイミングそしてカオスな状況
などなど
この作品の存在意義について
理解得るのが難しい世界観、でも私は
私は結構共感出来た方かも知れません。
『蝶の眠り』を観た後にオススメに出てきました。
性描写がある年下男(生徒)とのロマンス、という点で共通するのでしょう。
比較するのも申し訳ないですが、『先生の白い嘘』の方がグッとくるものがありました。
風間さんがこんな体当たりな演技をされてることがまず衝撃。憎らしく、でもなんか可哀想に思える。さじ加減が大変良かったです。
猪狩さんのことも良く存じ上げませんがバチバチのアイドルですよね。こんな作品に挑戦されるとは驚きました。とても自然に見えました。彼も良かったです。
バカ女を演じた三吉さんもとても印象的です。後半の痛みを逃がしながらの演技では殺気を感じ、とてもリアルでかっこよかった。
奈緒さん演ずる主人公の言動は理解に苦しみます。
だけど、なんか、「こうなっちゃうのかも」と思わせる説得力がありました。
多様性という言葉が多様性を脅かす現実....なんてな。
こんな人・性のカタチがあるんだなー。 “性”と“支配”という、目を...
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