チェンソーマン レゼ篇のレビュー・感想・評価
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センスが光る美しくまとまった100分
原作は既読なので、展開はわかっていたものの、全体的な色彩や音楽や魅せ方のセンスがとても良く、これは若者ウケする作品だなと感じた。
特に最近は3時間越えも珍しくない中、100分という2時間に満たない時間なのはとても見やすい。
作品の力ももちろんあるが、回転数が良い分、自然と1日の上映回数が上がり、今の興行収入になっているんだなと納得した。
テレビアニメのように、しっかりオープニングがあるのが新鮮で、これは米津玄師さんの曲の力も大きいけれど、このオープニングの音ハメが気持ちいい。
オープニングで初見の人への人物紹介をするのではなく、完全にオシャレオープニングにしているところも潔いなと思った。
前半は男性の夢が詰まった青春恋愛ドラマで、後半から一気にスピード感満載のロックなアクション展開、締めは少し切ない余韻を残らせる構成での100分はとても美しくまとまっていた。
しかしこれは完全に私の好みの問題で、私は男性向けの恋愛シーンになると無になる人なので、オープニング後からバトル前までは若干うつらうつらとなってしまった…(すみません)
後半の長いバトルシーンは逆に、音楽や色彩やスピード感でオシャレに仕上げたことでダレずに見ることができワクワクした。
爆弾という映画映えする攻撃に、カラフルな色をつけたのは原作だと無い要素なのでおもしろい!
原作を読んでいた時はなにも思わなかったキャラクターが、動くとこんなに応援したくなる魅力的なキャラになるんだなーとアニメの力を感じた。
花江さんは鬼滅と共に何億稼ぐんだと思った笑
原作やアニメを知らない初見さんを完全に無視した作品ではあるけれど、全体的にセンスが光る綺麗にまとまりのある作品だった。
何故、最初に殺さなかったのか
正直、原作を知らないと厳しい映画だと思います。キャラの設定がどうなっているのか、目まぐるしくて初見では理解が追いつかないのではないでしょうか。泳ぎ回るサメ頭のビームとか、天使に触れると寿命が縮むって設定とか。私は予習済みだったので判らないのですが、キャラのぶっ飛んだ性格、複雑な世界観を、知らない人がどこまで類推できるものか。その私の予習はこの映画の結末まで済ませてしまったので、今回の鑑賞は映像化の確認になってしまいました。
そもそも漫画は「動」か「静」かと言えば、非常に静的な印象で、むしろ淡泊といっても良いくらいな印象。なので、このぶっ飛んだ漫画がどこまでぶっ飛んでるのか、この劇場版で嫌というほど味わった次第。クライマックスのバトルが超絶スケールで素晴らしく、ミサイルの飛び交う板野サーカスまで見れるとは思わなかった(ほんの少しだけど)。
キャラ設定やお話自体も、善悪の概念もあったものではないほど悪そうな奴ばっかりで、それがガシガシ戦うのだからストレスなくて気持ちが良い。デンジのバカッぷりは素晴らしいし、サメ頭ビームも楽しすぎる。天使君もなかなかだけど、謝りながら被害者の血を拝借するのは必要だったかな。そこは「自分は悪魔だ。人間は苦しんで死ぬべきだと思っている」という台詞は建前なんだよって設定なのか。この壮絶バトル兼恋物語のサイドエピソードとして興味深い。唯一、誠実でお堅いアキ君の苦悩も然り。
そして恋物語といえば、タイトルにも上げた締めの台詞、「何故、最初に殺さなかったのか」についてなんですが、それは「レゼが本当に恋していたから」と言いたい所なんですが、マキマもからめて考えて見たいです。
それは、「どうしてマキマは最後の最後に介入したのか?」。つまり、「どうして(最初というより)途中で介入してレゼを始末しなかったのか」ということ。あのアッサリと始末した手際を見る限り、街にあれだけの被害と死者を出す前に始末してしまえばよかったのに。あんな壮絶バトルですら、部下の成長を促すにはもってこいの珍事、もしくは、内閣官房長官直属という高い地位の大鉈を振るうには些末時に過ぎなかったのか。
恐らくはまあ、「そこまでならデンジを奪われる恐れは(殺されたとしても)無かった。最後は本気でデンジが心から逃げようとしていたから、本気でレゼに奪われる瞬間だった」というのが私の結論です。あのバトルですら、デンジが「死んでも負けるもんか」と頑張っているうちは例え負けても奪われる恐れはない。一緒に逃げられたら、失うどころか「敵のもの」「敵の持ち駒」になってしまう。それだけは避けなければならない事態だと思う。
でも、恋物語として美しい理解をしておきたい。「レゼも本気でデンジと逃げようと思っていたから」「本気で恋をしていたから」と。直前の「電車に乗ろうとして思いとどまった」「柄にもなく?寄付をして花を貰った」というカットがその心情を物語っているのではないか、と思うのですが如何でしょうか。
映像は勿論、サウンドも素晴らしかった。米津玄師氏のオープニング曲、そしてエンディングは宇多田ヒカルとのデュエット。今回、恋物語のエピソードであるだけに嬉しいペアリングです。そして、マキシマム ザ ホルモンも参加してるんですね。バトル中のサウンドだったのかな。改めて聞き直したい。あと、非常に細かいことですが、最後のマキマさんの登場時の、劇場に響く重低音。あの重低音を聞くために、劇場で鑑賞しておいてよかったと思いました。いやー、怖いよマキマさん。
(追記)
鑑賞中に書こうと思っていたことを忘れていました。デンジ君の胸に下がるチェンソーのスロットル。レゼのクビにある手榴弾のピン。なんか似たもの同士と思いました。レゼも学校行ったことなかったのも同じだとか。喫茶店で勉強道具のノートや教科書は、人格を見せ掛ける演出のために用意したりするのだろうか。きっとマスターと二人きりの時も勉強していたに違いない。そこにレゼの人生を感じる。
手榴弾のピンといえば、有名な映画と似たカットがありましたね。抜いた手榴弾のピンを相手に手渡すっていう。映画「レオン」の最後と、この映画の冒頭辺りに。
アニメとマンガ、それぞれの『チェンソーマン』。
〇作品全体
『チェンソーマン』を映像化することは、とても難しいことだ。
藤本タツキの描く原作マンガが、個性の塊だからだ。荒々しいタッチ、少ない線で描かれる特徴的な人物、時折みせるシュールで強烈な表情。そしてなにより、ドライブ感あるコマ割りは、別の媒体では同じ魅力を作り出せない。
アクションや仕草を大胆に抜き、疾走感とインパクトをさく裂させるコマ割りは、読み手によってテンポ感が大きく異なる。それを映像化する時、ワンカットの時間やシーンのつなぎ方は、受け手によってさまざまな違和感を作り出す。これは漫画原作の宿命かもしれないが、『チェンソーマン』はその宿命があまりにも大きい。
本作では「青春」と「戦闘」の二つの要素で整理することによって、「アニメ『チェンソーマン』」として巧く再構築していた。
夏祭りでレゼが本性を出すまでの「青春」の描写は、まさしくアニメの文脈だ。原作では藤本節でドライに描かれていたデンジの恋模様を、一人の男の子として演出していたのが印象的だった。
原作のコマとコマの間にある景色が、丁寧に積み上げられたカットによって意味を成していく。例えばレゼを見つめるデンジの表情。レゼの笑顔や横顔を見つめるデンジを多く映すことで、デンジの想いを映していく。原作では短絡的に見えたデンジの思考(それはそれでデンジの個性になっている)だが、レゼを見つめ、セリフや反応に一拍置くことで「青春の心の揺さぶり」を作り出している。
一方で映像演出によって「戦闘」への布石も置かれている。夜の学校での演出が顕著だ。非常灯の明滅やクモの巣、飛行機の演出はアニメ独自のもので、レゼの本性を場面転換や時間経過の演出の中に織り込んでいる。中でも飛行機の演出は見事だった。レゼを襲う男を屋上で仕留めたあと、起き上がるレゼの真後ろには、赤い警告灯を点滅させる飛行機が遠く映る。ここまではよくある示唆的な演出だが、そのあと、レゼの真上を飛行機が通過する。非常口やクモの巣のような「危険の予兆」ではなく、「危険が今ここから始まる」という異常。これを轟音と飛行機の巨大さで表現してみせた。
レゼ役の上田麗奈の芝居には感嘆のため息が出た。デンジの心をほだす、天真爛漫な明るさと優しさ。一方で行き過ぎた「甘さ」は、こちらも後半への布石として絶妙だった。
後半の「戦闘」のインパクトも素晴らしかった。アクションというのは物語に進展を生まない要素だが、『チェンソーマン』では少し異なる。前半で描いたデンジの青さをぶち壊す残酷さがそこにはあり、ぶち壊されたデンジの感情表現にもなっている。ここが尻すぼみでは陳腐なセンチメンタルストーリーにしかならない。
何が起きているかわからないインパクトだけでなく、ミクロな破壊を描いているのも良かった。ビルを突き破るとき、オフィスにある観葉植物やデスクも吹き飛ぶ。車が吹っ飛ぶときにはサイドミラー付近にカメラを置いて、弾き飛ばされる恐怖を描く。「動き」とともにカメラの置く場所が変幻自在。これはアニメの長所といって良いだろう。
「青春」も「戦闘」も、原作の魅力とは少し異なる。「描きすぎ」と思う部分もあるし、原作のドライブ感を潰していると感じる部分もある。何度も言うが、やはり『チェンソーマン』は映像化が難しい作品なのだ。
しかしコマとコマの間を補完するような映像演出には、そのことをしっかりと踏まえたうえでの表現があった。チェンソーをチェーンとして使ったデンジのように、アニメとしての表現の最適化が見事な作品だった。「原作の再現」ではなく「原作の精神を別の形で伝えること」。それこそが『チェンソーマン』レゼ編のアニメ化の価値だったのかもしれない。
〇カメラワークとか
・アニメの文脈への載せ方は上手だけど、そのアイデアはちょっと既視感が強い。瞳を小さくブレさせる表現は『リズと青い鳥』まんまだし、ビルを突き抜けるアクションは『鉄腕バーディー』だ。そろそろ新しい表現が見たい…
・屋上で窮地に立たされるレゼの表情は素晴らしかった。恐怖が強すぎて顔がけいれんして、笑ったように口角が上がったりする。
〇その他
・作劇の話になってしまうけど、裸でプールに入る二人と「水の中だとボムを発動できない」というラストの重ね方が本当に素晴らしい。「青春」と「戦闘」がバラバラにあるんじゃなくて、物語の中で繋がりがある。演技であれ、「水の中」という弱点の中だ。それでもデンジと関わりを深めるレゼに、デンジが何か感じ取っても自然なことだと感じる。
・音楽がうるさい。テレビシリーズの時から思ってたけど、チェンソーの音でかっこよくなってるところをかき消すような感じがした。牛尾さんの音楽も全然あってない。唯一合っているのって劇中劇の映画のシーンくらいだった。アクションシーンの劇伴はシンプルにダサい。マキシマムザホルモンの挿入歌もチープに感じる。インストバージョンを流したらかなりしっくりきそうだなぁと思いながら見ていた。
・声の力を感じる作品だった。上田麗奈以外にも啖呵を切るデンジだったり、同じ言葉を繰り返すビームから伝わる高揚感が良かった。
流行りのアニメ映画を、基礎知識ほぼなしのおばちゃんが鑑賞してみたら
水曜サービスデー。今日は何を観ようかな?と上映リストを眺めていて、普段ならスルーするアニメ映画にふと目が止まりました。理由は単純明快──オープニングとエンディングで流れる米津玄師&宇多田ヒカルの音楽が聴きたかったこと、そして少し平穏な日常にスパイスを加えてみたかったからです。
観終わった感想を一言でいえば、意外に哲学的で悪くありませんでした。デンジやレゼの行動や選択には、**イソップ寓話『田舎のネズミと都会のネズミ』**のテーマが色濃く反映されています。都会の刺激や豪華さに惹かれる一方で、そこには危険や不安が潜んでいます。田舎の平穏は安心感を与える──この二択がキャラクターを通して描かれ、私自身も「自分ならどちらを選ぶか」と考えさせられました。
さらに、主人公デンジの性格は単純でわかりやすく、行動にも迷いがないので見ていて気持ちがいい。平成アニメの金字塔「エヴァンゲリオン」の碇シンジのように葛藤や内省の多い主人公よりも、令和という今の時代にぴったり合っていると感じました。これがこのアニメの人気の秘密なのかも🤫とおばちゃん探偵は、推理しましたよ。
また戦闘シーンは迫力満点で、テンポの良さとデンジの直感的な行動が合わさり、物語全体にリズムが生まれていました。確かにPG12の規制があるように残虐な描写はありますが、目を背けたくなるほどの嫌悪感はなく、映像の切り返しの巧みさや、時折挟まれるブランク(音のない時間)のおかげで、緊張と緩和が心地よいアクセントになっていると感じました。
そして何より楽しみにしていたエンディングの宇多田ヒカル&米津玄師の「JANE DOE」※(名前がわからない女性の意)が本当に素晴らしかった。映画全体が急にお洒落な雰囲気をまとってくるから不思議です😎ラストからエンディング、その後の小話までが見どころなので、本編が終わっても急いで席を立たないことをおすすめします。
📝まとめ
「流行りのアニメ映画を、基礎知識ほぼなしのおばちゃんが鑑賞してみたら?」
「思いの外、面白かった〜😎🙌」
が答え。
音楽・テンポ・キャラクター・哲学的テーマのバランスが絶妙で、未知の世界に飛び込むドキドキ感とスカッとする爽快感が同居する作品でした。
とにもかくにも、「チェンソー」を頭にするというその発想💡何処から湧いてきたん⁈斬新すぎます😎
普段アニメを観ない方でも楽しめる、流行と感性の両方を味わえるおすすめの一本です♪
*最低限の基礎知識をお勉強してから観ると、さらに楽しめます。
セクシーダイナマイトはここでは要らない
アニメ一期の評判の悪さは知っている。
「原作漫画のタッチに忠実でない」、「色味や線の雰囲気が原作よりきれいすぎる」「漫画の荒々しさや粗さが薄まっている」といった批判があった。
アニメ一期の中村竜監督は、漫画「チェンソーマン」をアニメ化するにあたって、暴力やグロ描写を「極端に過剰化する」ことよりも、原作で起こっていることを「起こった通りに」描写したい。見た目の過剰誇張ではないリアリズムを持たせたい、旨のコメント。併せて、登場人物の日常を盛り込むことにより、原作の「余白」、漫画ならではの「コマ」間の飛躍省略を「起こった通り」埋める、そして「新しいアクション」を生み出すことに注力し、原作の「映画」的なアプローチを映像作品に引き上げるため苦心。
アプローチとしては、映画を作る、ということなのだろうが、そのアプローチが、「余白」を好む原作ファンに嫌われ、派手で動きも構図も3DCGの使い方もしっかり考えられたアクションシーンも「違う」、「過剰」と突き放された。
別物なのにね、と思いつつも個人的には笑い飛ばすテイストのグロは要る、ベタ塗りの黒、禍々しさは要る。音楽は要らないが、チェンソーの音は要る。チェンソーの削るような揺れは欲しいが、切れ味は要らないというスタンスだった。(ああ、言ってみれば、「死霊のはらわた」だね)。
個人的にはあまりそそられないレゼ篇だが、製作陣によると、一期の演出スタイルを踏まえつつ、レゼ篇という感情・ドラマ性重視の章を映画フォーマットでより大胆に描き、アクションやドラマの緩急を強め、観客が没入しやすい流れを意図しているとのこと。
原作との比較はなるべくしたくないものの、製作陣の反省を受けての、
「チェンソーマン レゼ篇」
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切ない恋物語にゴージャスな映像。贅沢な音楽に、Mervelな市街アクション。キャラクターのデザインもアップや止め画などは、原作の線に近い。登場人物のカクカクした歩き方も、幼さと現実感のなさが表現されていて、製作陣の原作の読み込みも半端ないことが十分にうかがえて素晴らしい。
原作の、読み手の手が止まる構図でありながら、抜群のコマ割のテンポ感を両立させる構成に対し、スピード感として優先するのも映画ならではの解釈。市街を疾走する車を追いかけるボムの動きや、ビームとチェンソーのコンビとの格闘も、Mervel的なものも取り入れて、非常に見ごたえがある。
原作未読、一期未鑑賞の人は完全に置いてけぼりだが、これもサブスク時代では当然の戦略。
なんだけど、老眼、動体視力低下、難聴手前のメンドクサイおっさんは
ずーっと音楽が鳴っててうるさいのなんの。ボムのどかーーーーん、チェンソーのぶうぉーーーーーんの音だけでいいのに。
なんだけど、せざるを得ないこともまあ、わかる。
オレの好きなベタ塗りの黒の背景が、映画向きでないこともわかる。わかるけど、それに代わる禍々しさが若干足らないのは、少し残念。原作にも台風の悪魔が赤ちゃんである説明はないが、その気色悪さはもう少し画で表現してほしかったか。
だが、ボムの「爆弾頭の、生々しい半裸の女性」の肢体があまりフィーチャーされていないのは仕方ないことなのか。顔がチェンソーの男の子、頭が爆弾の女の子。対比であり、これ以上ない相性の良いキャラクター同士が、ぶつかり合う。人間顔の二人の時のプールのシーンにあった感情は、対決の時もそれぞれの与えられた(縛られた)役目を果たすために殺し合っても、最後は体を「重ねる」。
原作もあまりその辺は強調されていないのだが、思春期の子に、プールの方のレゼではなく、「爆弾頭の禍々しい半裸の女の子」にもっとドキドキさせるような仕掛けを打ってもよかったのでは、と思うが、まあ、思春期世代にあらぬ方向の思春期を送られてても困るか。(じゃあ、プールの方はいいのか、という話にもなるが)
総じて、一期の批評から一部反省修正をし、原作に書いてないことはやらない、書いてある通りにボリュームを増す。製作陣の狙った通りの結果になっていると思うが、個人的には、ぶうぉーーーーーん、ばりばりばりばり、いたいいたいいたいの「チェンソー」ならではの絵が今回もあんまりなかったので、この評価。
この原作マンガの映像化は長編映画サイズの方がいいのかも
アクションも派手で面白いのだけど、痛切にエモーショナルなことが一番の本作で魅力的な部分だと思う。派手さと繊細さが同居した見ごたえある一本だった。レゼの感情は、原作以上に伝わる内容になっていたように思う。
一本の映画として、独立したストーリーとしてもかなり上手くまとまっていた。主人公が女性と出会い、恋に落ちるが、実は敵(ファムファタル的な)であって、対立するけれど、最後には思いが通じ合うかもしれないと思わせたところ再会は叶わない。その裏で何が起きていたのか、観客だけには提示され、メロドラマとしても成立している。なんとなくパワーがデンジの変えるべき日常みたいな扱いになっているのもいい。
映画館映えする派手なシーンも盛りだくさんあるが、抒情的なシーンでむしろセンスが際立っていた。『チェンソーマン』この2つの両極なエッセンスが振り子のように交互にやってくるのが面白い部分でもあるので、長編の長い時間枠でその2つを体験させる方が、作り方として合ってるのかもしれない。
主人公とレゼがベースだが、他の人物、設定も大切なので予習が望ましい作品。
本作はテレビアニメ版の12話から続き物語なので、アニメか原作のどちらかを見ていないと周辺の人物や設定が理解できず面白さが減ってしまうため事前の予習が望ましい作品です。
テレビアニメ版12話の最後に、不意に「田舎のネズミと都会のネズミ」の話をする女性の声が聞こえてきますが、それが本作のタイトルにもある「レゼ」の声なのです。
私はテレビアニメ版しか見ていませんが、劇場版は、テレビアニメ版の110分の特番のような感じで見ることができました。
テレビアニメ版との違いは、テレビアニメ版では後半の戦闘シーンの作画に力が入っていましたが、劇場版では長さも含めて戦闘シーンの作画に、より力が入っています。
また、劇場版では原作漫画に、より準拠した表現になっているようです。
本作のヒロインの「レゼ」ですが、普通に考えながら見ると、なかなかの人物です。
例えば、出会ったばかりの主人公から唐突に「唾液にまみれた花」を手渡され、それを大喜びして受け取るなど通常の作品では見かけないタイプです。
と同時に、主人公も異常な環境で生きてきているので、いろんな感性がぶっ飛んでいるのですが、そんな2人の関係でも自然に見えてしまうほど上手く表現されています。
そして後半の戦闘シーンですが、基本的には作画も頑張っていて良いと思います。
ただ、エッジを効かせ過ぎていて何をやっているのかが分かりにくいカットも散見され、そこで没入感が薄れて、見る側の集中力が途切れる現象が出るように感じます。
その結果、「後半の戦闘シーンが長い」と本末転倒的に、マイナスに感じる人も出たりするため、もう少し全体の交通整理をするなど別の方向で工夫すると、より良かったと思いました。
なお、エンディング以降にも短めのシーンがあるため、スタッフロールが流れても席は立たず、最後のシーンまで見るようにしましょう。
レゼに感情移入は出来なかったけど良作
久しぶりにアニメ映画を観に行きました
いつも行くカットの店長から、
「なんか、お客さんがチェンソーマンの映画、
すごくいいて!」
そう私も深夜アニメでやってたのを、
たまに観てました。いつのまにか終わったけど結構やばい感(バイオレンスきつめ)とデンジのけだるさ感が魅力でした。
アリ・アスターIMAX3部作観に行ったときにチェンソーマンの映画が公開される事を知りました。劇場に、その立て看板見たのですけどチェンソーマンが乗ってる鮫・・・なにこれ?
劇場で入場特典として配布された冊子を見てデカッ!小冊子だとばかり思ってたらパンフレット並の充実さで全てカラー。クリスマス前にチケット売り切れで入れなかったのは、これ狙いか。しかしファンを大切にする心いいですね。私も、ちょうどこれくらいのビジュアルブックを探していたところで正に痒いところに手が届くとは、この事ですね🤗
私が行った日はレイトショーのみで終わったあと終電で帰りました。レイトショー上映後は売店も閉まっていて余韻が楽しめないので、あまり好きでありません。それにも関わらず場内は半分くらい埋まっていました。やはり若い人が、ほとんどでした。ちなみに観た劇場は轟音上映でした。しかし一番後ろの席のせいか、いまいち轟音感は感じられませんでしたが小さい音は、よく聴こえてました。
お話しの内容ですが、まぁジャンプ・テイスト満載ですね〜
良かった点は、マキマさんの映画デートかな
10本はしごて何!?さらっと感想を言ってるのが映画業界への批判?最後に観た一本がフィルム上映てのが泣かせますね。カタカタ音まで再現して凄い。難解な映画・・・ソビエト映画か?ううむ、まるでタルコフスキーのよう。
あっ、でも彼の映画て泣ける要素は無いんです。ただ眠気を誘う映画です。
レゼとのデートで縁日に花火🎇
今どきのカップルて縁日行くの?
しかしこれて京アニ「響けユーフォニアム」かよ!こんなシーンあったな。
そしてレゼと夜間の学校プール場面。まさか真っ裸で入るとは思わなかった。“やだぁ恥ずかしい〜🤭”昔、深夜にやっていた洋画でもカップルが水浴していたシーンあったわ。
“おーい来てみろよ”“やだー恥ずかしい”
確か題名が・・・「怪奇吸血人間スネーク🐍」
何じゃ、そりゃ⁉️😅
終盤解決してから“実は、こいつは悪い奴じゃなかったんだ・・・”来たー「キン肉マン」悪役浄化テイスト!
天使の悪魔は「ストップひばりくん」の美少女的なボク・キャラですな。「ブルー・ピリオド」でもユカちゃんという似たようなキャラが出ています。
悪魔の契約は「デスノート」かな。
しかし「チェンソーマン」て、いつジャンプに掲載されていたのか記憶にないんですよね。
「斉木楠雄のΨ難」は覚えているんですけど。
ノー勉で見る映画では無かったです
気分が落ち込んだ
ずっとXで知らないのにネタポストが流れ続け、いい加減覚えておこうとなったのと、紅白の米津玄師のパフォーマンスが映画とコラボしていると見て、興味本位で全く知らないこちらをついに見に行きました。
年始で紅白効果なのか公開数ヶ月経つのに30人くらいは居た。
作中の設定を全く知らないので映画表紙のレゼが美少年なのか女なのかさえ知りませんでした。
戦闘シーンはとても面白いんですが、終わり方が狙ったあの感じで、自分は耐性が無くショックでした。劇場でボロボロ涙し、2日くらい軽く落ち込んでいました。鬱映画です。
特典のパンフにレゼを好きになって下さいなど書かれており、はっ???って感じです。
こういう展開がこの作品が多いのか知らないので耐性が無い。
とりあえずフィクションだから消費的に軽くみてよって感じなのでしょうか。
Xで流れまくっていたレゼダンスとかも映画を見たら私は承認欲求マシマシダンスに見えて引いてしまいました。
こんな思いは少数派なのでしょうか。
ふとした出会いで知り合ったレゼに心ときめいてしまうデンジ。マキマへの想いとの狭間で揺れるデンジの心。その未来に待ち受けているのは…。見応えある作品です。
チェンソーマンの原作漫画は途中までは読みました。
TVシリーズ(第1期?)と、その総集編は鑑賞済み。
あと ルックバックも観てます。…えっ 関係無い?
とにかく、事前学習はこれで大丈夫。…なハズ。
…そんな訳は、ありませんでした。
「レゼ」 って誰?
そこからですよ。 うーん まあいいか。
上映時間の枠も、早朝とか深夜とかにシフトしてるし
そもそも上映回数も減ってきている今日この頃。
公開4カ月目ですから、日中の時間に観られるタイミングを
逃してはダメでしょ。ほらほら行こ行こ。
という脳内会議を経て、今更ながら鑑賞してきました。
乗り遅れた感ありありですが、 ま いいか @_@;;
さあ 上映開始。
…で 鑑賞終了。
いやー すごい作品でした と鑑賞直後の率直な感想。
ど迫力の高速戦闘シーンを描いたシーンと
甘酸っぱい感情の交錯する青春のひとコマと
そして行き着いた先の、ほろ苦い幕切れと…。
静と動の入り混じった世界描写 というか
陰の世界に暮らす者同士の刹那のふれあい というか
…うーん
そういった内容を絶妙なバランスで入り混じらせた
とても質の高い作品でした。・_・;
これ以上の事を、言葉では上手く伝えきれません。
作品未鑑賞で、このレビュー読んでいる方(…居るのか?:)
是非、劇場でご鑑賞ください。
私はもう、遅ればせながらでも観て良かった。
はい。満足です。
◇最後の場面について
一目デンジを見たかった のか
一緒に逃げようとした のか
元の生活に戻ろうとした のか
本当なら、雨宿りで相席(?)になった電話ボックスの時に
悪魔の心臓を奪って終わるハズだったのでしょうか。
多分、デンジが事の結末を知ることは無く
マキマさんの口から語られることも無いのでしょう。
この場面を振り返ると何とも切ない余韻に浸ってしまいます。
◇あれこれ
■パワーちゃん
出番少ないと思ったら最後に出ました。
この場面、作品を引き締める意味でとても大事。
レゼの結末に沈みかけた気分を上向かせてくれる
心を救われるようなシーンでした。
■マキマさん
それにしてもマキマさんって、どんだけ強いんですか。
原作を完読していないせいか、分かりません。…いや
すべて読んでいても分からないような気もします…。
とにかくミステリアスな謎の人です。
※ん? そもそも人間なの?
■マキマさんとデート
ひたすら映画のハシゴって…。
お尻が痛くなりそう。 いや、なります。腰も…
周囲の人と笑いや涙のシーンがズレていても
大事な人と一致しているのって、いいですね。
※かみ合わなくても、それはそれで:)
■レゼの心
組織のコマとして接触してきたのに、デンジとの接触で
芽生えてしまった「何か」。
自覚が無いままいつの間にかレゼの中で育った「それ」。
イヤなものではない「それ」のために悪魔の心臓を奪う
任務の実行を先に伸ばした果ての決着とは…。
" 頬を赤らめるのなんか演技で簡単に出来るわ "
訓練を受けているから。と、レゼ。
演技で出来るのだとしても。
演技以外でも顔を染めてしまうことも、あったのでは?
デンジの心をマキマが見つけてくれたように
レゼの心はデンジが動き出させていたのでしょうね。
◇最後に
「ルックバック」を観ていた為か、この作者の作品の傾向が何
となく予想も理解も出来ました。
ある程度の耐性がついての鑑賞のためか、この作品から受ける
衝撃も、少しは緩和されたように感じます。えへん
(…威張るトコではないです はい)
それにしても
デビルマンのラストシーンを彷彿させるような状態になっても
生き返るデンジ。デビルマンよりすごい生命力。
余程の強力なのでしょうね。ボチタの心臓。
◇だそく
レゼとデンジの戦闘シーン。
なぜレゼは下着エプロン(?)姿だったのか…
必然性を感じなかったのですが、戦いで破れた?
あ、もちろんダメな訳では @∇@ ナイデス
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
深く考えずに見ないといけない
アニメ視聴済み、原作未読です。
SNSで見る事が増えて気になってたので映画館へ
アニメから言えることですが、それぞれのキャラは個性があって良いんだけど、ストーリーとか展開が強引というか都合よすぎだと思ってしまう。
レゼが悪魔だとわかるまではつまらなくて退出しようと思ったくらいでした。
そこからの戦いは楽しめた。爆発は芸術だと誰かが言ってたが、爆発はやっぱ映像が映えるね。爆発音も気持ち良い。
戦闘についてはツッコミたくなる場面が多々あった。なんでこれで死なないのか、なんで爆発食らって服が無事なのか、レゼを載せたトラックはなぜ普通に走ってたのか(運転手から見たら前方にチェンソーの悪魔が見えてるはずなのに)、頬の赤らめなんてどうやって訓練で身につけられるんだ?等、不自然な現象はアニメのお約束とはいえちょっと多すぎたかな。
そういうのを気にせず見れば、迫力満点のアクションと綺麗なアニメーションで楽しめる映画です!
レゼの最後はツラかった。マキマが少し嫌いになったよ。
パワーは出番が全然無かったけど最後に見れてよかった。いいキャラしてて好き。
早くアニメ続編見たいな〜
ラブストーリーとして魅了される
バトルシーンは作り手の自己満足が充満しててしんどかった。 自分が年...
見たことない!を見せてくれる作品
レゼが魅力的に描かれる。デンジがでれでれになるのも当然。男子のあこがれ…
電話ボックスという狭い密室での出会い。カフェで隣の席から距離を詰めてくる動き。夜の学校のプール。どれも出来すぎたシチュエーションだが、不思議と鼻につかない。甘さの裏に最初から不穏さがあるからだ。
台風の悪魔の襲来で一気に空気が変わる。ここでレゼが戦闘モードに入る切り替えがいい。恋愛の顔から殺し屋の顔へ。迷いはない。
チェンソーマンとボムの悪魔のバトルは爽快だった。決め絵が明確で、「今カッコいいところだ」と理解できる作りになっている。
レゼがデビルハンター本部に乗り込む場面は、緊張感が強い。危険で、いつだれが殺られても、どの場所が壊れてもおかしくない空気が続く。ここは素直にヒリヒリした。
それにしても、チェンソーとボムの対決という発想自体が異質である。しかも、それをちゃんと面白く成立させている。こんなの見たことない、を本当に見せてくる作品。
チギャウ チギャウ
サムライソード戦で血を飲みすぎたパワーは力がアップしてしまう。
パワーが血抜きをしている間、デンジはサメの魔人ビームとバディを組むことに。
そんなある日、デンジは偶然レゼという少女に出会う。
積極的にアピールしてくる彼女にデンジは心を惹かれていくのだが……
ほぼ5ヶ月ぶりくらいの映画館!
やっぱり映画館で観る映画は良い。
こういうアクション全開のものは特に良い。
ってなわけでようやく観てきました。
正直、「あ、これで終わり?」って感じ。
しっかり面白かったんだけど、アクション全振りって感じで、劇場版の割には随分あっさりしたストーリーだった。
わたし、感情移入するためにはじっくり過程のストーリーを描いてほしくって。
裏切りとか鬱エンドとかそういう展開があるなら尚更丁寧に感情移入させて欲しいわけですよ。
すごい不満があるわけじゃないけど、もっと我々をレゼに恋させてほしかった。
だってデンジとの思い出カフェでイチャイチャして夜中の学校忍び込んで夏祭り行っただけよ。
せっかくあんな可愛くて男ならみんな好きになっちゃうような感じなんだから、もっと脳みそ狂わせて欲しかったな。
でもその分アクションは長尺で大満足!!!
いくらなんでもやりすぎでしょ笑笑
あんな大破壊を今後もやってくなら地球何個あっても足りないよ…😢
あれ街一個消えたぞ。
チェンソーマンのチェーンを使った新しい攻撃方法とかレゼの爆弾を使ったド派手な移動方法とか観ていて楽しい。
作画もモノクロになったり劇画タッチになったり、アニメ版とはちょっと違う雰囲気で楽しめた。
そしてなんといっても今回のMVP、サメの魔人ビーム。
マジで出てきた時からコイツ絶対いいヤツだと思ったけど、案の定大活躍すぎる。
もはやビーム篇としたいくらい。
サメが高速でビルの側面を走り回るとか夢ありすぎる。
これも絶対タツキくんの映画好きが高じてだよね。
(映画オマージュといえば夜のプールのシーン、私は打ち上げ花火〜の奥菜恵だと思ったんだけど、台風クラブらしい。なるほどねー。)
銃の悪魔に関しても進展なし。
コベニちゃん追い詰められてたけどどうしたのか?ビームは生きてんのか?
マキマさんについてもまだ全然掴めない。
一応アニメで追っていこうかなと思っているので、この先の展開が待ち遠しい。
劇伴も劇中歌も主題歌も良かった。
最近米津くん仕事しすぎじゃない。
しかもしっかり満点出してくるし。
無理しすぎちゃダメよ。
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