ルー大柴、芸歴49年で長編映画初主演!「認知症世界の歩き方」公開決定 共演に泉澤祐希、浅野ゆう子、安藤なつ
2026年9月2日 07:00
ルー大柴が主演を務め、泉澤祐希、浅野ゆう子、安藤なつ(メイプル超合金)らが共演する映画「認知症世界の歩き方」が、2027年2月5日より公開することが決定。あわせて本ポスター、本予告(https://youtu.be/Ebpp6n0nQpk)、場面写真が披露された。
本作は、認知症で息子を忘れてしまった父と、人生につまずいたワケありの息子が繰り広げる笑いあり涙ありの“ハッピーエンドの物語”。原作は、世界各国で翻訳出版され、NHK Eテレで番組化されるなど大きな反響を呼んだ筧裕介の同名ベストセラー。「認知症=不幸」という従来のネガティブなイメージを優しく覆し、認知症のある人が見ている世界を驚きと温もりに満ちた斬新な映像表現でリアルに描き出す。監督・脚本は、社会的なテーマを題材にドキュメンタリーや映画を手掛ける「Dance with the Issue」の田村祥宏。
「うちに帰りたい」が口癖の豊さんは、施設で陽気に暮らすムードメーカー。ただし、認知症によって記憶は20数年前にしばしばタイムトリップする。そんな彼の元に突然現れたのは、長らく音信不通だったワケありの次男・優輝。目の前の優輝を「息子」だと認識できないばかりか、元妻と離婚したことすらわからない豊さんは、財産確認のためにかつての我が家を目指し思わぬ“父子の二人旅”を始めるが、道中は迷子や謎の幻想、幻聴など、豊さんが生きる不思議な“認知症世界”に次々と直面していく。

主人公の豊さんを務めるのは、周囲を自然と笑顔にする存在感で役に命を吹き込んだルー大柴。芸歴49年にして長編映画初主演を飾ったルー大柴は、オファーに驚きつつも自身の年齢を踏まえ勉強も兼ねて引き受けたと回想。セリフを覚える苦労もありつつ、周囲の支えで撮影を完走できたとし「映画館へ足をキャリーして!」と呼びかける。そんな豊さんの息子・優輝を演じるのは、「ゴールデンカムイ」「ベートーヴェン捏造」など話題作への出演が相次ぐ泉澤。葛藤を抱える息子を繊細に熱演した泉澤は認知症だった祖父を思い出したと語り、「作品を通じて認知症の方がどのような視界や感覚で生きているのかを知り、怒りや不安の裏にある理由を理解することの大切さに気づかされた」と明かした。
©2026 「映画・認知症世界の歩き方」製作委員会
©2026 「映画・認知症世界の歩き方」製作委員会
©2026 「映画・認知症世界の歩き方」製作委員会公開された本ポスターは、認知症のある方が生きる世界をポップかつ優しく表現し、観る人を温かな旅へと誘う仕上がりに。あわせて披露された予告映像に映るのは、旅の途中で巻き起こる不思議な体験を通し、ぶつかり合いながらも二人が絆を取り戻していく姿。「認知症を知る」を越えて「認知症世界を体験する」。クスっと笑えて、心がふっと軽くなる本作を見れば、認知症の見方が変わるかもしれない。
「認知症世界の歩き方」は、27年2月5日からキノシネマ新宿、イオンシネマほか全国公開。キャスト陣、田村監督、筧氏からのコメント全文は以下の通り。
この映画のオファーを受けての率直な感想でした。まさか私にムービー主演のオファーが届くとは!光栄の極みでした。But、内容を聞くと「認知症」の役・・・
リトルビット戸惑いはありましたが、マネージャーからは「明るい認知症の映画ですよ」とリッスン。私も年齢的に「認知症」が気になる世代。「勉強も兼ねてお引き受けしてみよう!」と撮影に臨むことに。気合を入れて「群馬県前橋」の現場に入ったものの、年齢的にセリフの入りも悪くなってきており、正直大変な部分もありました。ただ同年代または先輩の役者さん達が頑張っておられ、「私もやらなきゃ!」という思いに。撮影期間は2週間ちょっと。東京へは戻らずホテルに缶詰めでしたが、筧プロデューサー、田村監督、共演の泉澤さん、メイクさん、衣装さん、他のすべてのスタッフさんに助けられ、何とか撮影を終えることが出来ました。拙い私の演技ですが、是非映画館へ足をキャリーして頂ければハッピーです。皆さんとトゥギャザーできるのを楽しみにしております。
福祉課に相談に行きますか?病院に連れて行きますか?誰の目にも触れず、自宅で家族に寄り添いますか?どれも正解だと思います。その中で認知症の方のことをどう見るのかではなく、どんな世界が見えているのかを一緒に見れたら良いと思いませんか?理解できなかったことが通じ合える瞬間があるかもしれないそんな映画です。
僕はまだ映像で食べられていなかった20代の頃に介護施設、いわゆるお泊まりデイサービスに住み込みで働いていたこともあり、さらには独立後も認知症に関わるプロジェクトに多く参画させていただき、身近というか、すごく助けてもらった、感謝している、そういう業界でもあります。
その中で、初めてのドラマ映画をこのテーマで制作することができ、非常に運命的なものを感じています。
原作の書籍は、認知症に対する正しい知識や正しい振る舞い方を教えてくれるものになっていますが、原作に無い人間ドラマの部分は僕の実体験や、僕が実際にお会いしてきた様々な認知症当事者の方々を参考に作らせていただきました。
主人公やその息子のモデルも実際の僕の家族ですので、非常に複雑な思いを抱えながら制作に当たっておりました(笑)介護の現場にいた時にも感じておりましたが、やはり認知症になると、こういった家族の問題が表面化するきっかけにもなるのかなと思っています。
認知症が、できることなら家族が改めて1つになる、良い方向に向かう機会となり、多くの人が認知症になっても幸せな生活を送ることができるよう、そんな助けになる作品になればと願っております。
ぜひ劇場で楽しんでもらえたらと思います。よろしくお願いいたします。
描きたかったのは症状ではなく、その世界を生きる「人」です。認知症になっても、笑い、誰かを想い、その人らしい人生は続いていく。ルー大柴さん演じる主人公・豊の姿を通して、認知症世界を「知る」のではなく「体験」してほしい。そして映画館を出たとき、認知症への見方だけでなく、「幸せに生きるとは何だろう」「自分はどう生きたいんだろう」と、自分自身の人生を少し見つめ直してもらえたら。そんな願いを込めた映画です。
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