ディズニーランドのスター・ウォーズ・エリア、オリジナル3部作に方針転換
2026年5月3日 13:30
Photo by Sunset Boulevard/Corbis via Getty Images米カリフォルニア州のディズニーランドにあるスター・ウォーズのテーマエリア「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」に4月29日、ダース・ベイダーが姿を現したと、米ロサンゼルス・タイムズが報じた。
同エリアは2019年の開園以来、「フォースの覚醒」(2015)から「スカイウォーカーの夜明け」(2019)までの続3部作の時代に時間軸を固定してきた。オリジナル3部作のラスト「ジェダイの帰還」(1983)から30年以上が経過し、ベイダーはとっくに死亡している時代設定だ。本来そこに存在しえないはずのベイダーが堂々と「降臨」したことは、エリアの根幹だったその時間設定を、ディズニーが事実上撤回したことを意味する。これまで同エリアの「住人」を務めてきた続3部作のヴィラン、カイロ・レンは、入れ替わりに退場した。
ベイダーは1日に複数回、エリア内に置かれた帝国軍の戦闘機TIEファイターの前に姿を見せ、若きジェダイ、ルーク・スカイウォーカーを追っていると宣言する。悪役のはずのベイダーが現れても、来園客は歓声と拍手で迎えたという。
刷新の対象はベイダーだけではない。昨年期間限定で登場していたルーク・スカイウォーカーが常駐となり、レイア・オーガナ、ハン・ソロも定期的に姿を見せている。レイアはチューバッカとともにミレニアム・ファルコンの修理に勤しみ、若いファンに「フォースの修行をしてみたい?」と声をかける。エリアに並ぶ常駐キャラの顔ぶれは、完全にオリジナル3部作のものに置き換わった。
「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」は、米カリフォルニア州アナハイムのディズニーランドと、フロリダ州オーランドのディズニー・ハリウッド・スタジオに2019年に開園した14エーカー(約5.7ヘクタール)の大型テーマエリアだ。架空の辺境の星「バトゥー」を舞台に、当時公開中だった続3部作と時間軸を一致させ、カイロ・レンが暗躍し、ベイダーもハン・ソロも故人となっている時代設定を採用。来園客自身がその時代の冒険の登場人物になりきる「ロールプレイ型」エリアとして売り出され、テーマパーク史上でも前例の少ない実験的な試みとして注目を集めていた。
今回の刷新は、ディズニーランドのいち施設の話にとどまらない。続3部作を起点にフランチャイズを引っ張ってきた現行のスター・ウォーズ戦略全体に、ディズニー自体がブレーキを踏み始めたサインとも読めそうだ。
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