劇場公開日 1982年1月23日

「戦争の悲惨さ、皮肉さ!」U・ボート KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 戦争の悲惨さ、皮肉さ!

2021年1月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

若い頃、飲んだ勢いで仲間と
深夜映画でこの作品を観に行って、
そろいも揃って途中から寝てしまい、
起きたらクライマックス近くだったなぁ、
なんて話し合った若気の至りエピソード
を思い出す。

潜水艦の乗組員が力を合わせ、
散々苦労して、駆逐艦、爆雷、水圧などの
専門バリアーと戦い、それらに打ち勝って
帰港したにも関わらず、
皮肉にも、専門的には対処外要素の空襲で、
艦も乗組員仲間も死に至るという、
戦争の悲惨が際立つ名ラストシーンが印象的
な作品だ。

KENZO一級建築士事務所
Gustavさんのコメント
2026年7月9日

こちらこそ、真摯なご返信に感謝しております。
「橋」も個人的には観るのが辛い反戦映画ですが、好きなドイツ映画です。戦争を何が何でもいけないとする反戦映画より、その史実から現代の人が何を感じ取って貰えるかに心を砕いた作品に惹かれます。直情の反戦主張を理解した上で、人間が深く描かれたものに感動しますね。戦争の本当の犠牲者は、勝敗関係なく兵士と一般市民です。この映画は、大戦初期に躍進を遂げていたドイツ軍の大きな間違いを、その視点で描いていて共感するものがありました。

Gustav
Gustavさんのコメント
2026年7月9日

KENZO一級建築士事務所さん、丁重なコメントありがとうございます。
初公開時の注目度の高さは知っていたのですが、見逃していました。今回漸く鑑賞できて、一つ心残りが消えました。映画の話なら幾らでも喋れるのに、文章に起こすと学生時代の不勉強(国語が苦手でした)から上手く表現できず、時間もかかるのが今の私です。でも暇はあるので、特に歴史ものは勉強を兼ねて色々調べて知識を得ようと試みています。昔と違ってSNSに情報が溢れていることに感謝しています。
この映画には、いい意味で驚きました。ニュー・ジャーマン・シネマの戦中戦後世代のドイツ人監督の気持ちが何となく分って、敗戦国ドイツの自虐史観と贖罪に、どう折り合いを付けるかに視点が行きました。この時代に漸くドイツ人の誇りも少しは表現できるようになったのですね。ドイツ統一の9年前の西ドイツ映画、時代が生んだ映像作品と思います。

Gustav