福本清三 どこかで誰かが見ていてくれる

劇場公開日:2026年6月5日

解説・あらすじ

数々の時代劇で斬られ役を務め、「5万回斬られた男」の異名で知られる俳優・福本清三の生き様を描いたドキュメンタリー。

「どこかで誰かが見ていてくれる」をモットーに人知れず努力を重ね、斬られ役ひと筋を貫いた福本清三。2003年にはハリウッド映画「ラスト サムライ」に出演、14年には唯一の主演作となった「太秦ライムライト」で第18回ファンタジア国際映画祭の最優秀主演男優賞を受賞するなど、大輪の花を咲かせた。

本作では「太秦ライムライト」の製作・脚本を手がけた大野裕之が監督を務め、同作撮影時の未公開映像や合計200時間にもおよぶチャンバラシーン、福本の生前のインタビュー、舞台やイベント、稽古風景の映像などを再編集。さらに、福本を劇中で何度も斬ってきた俳優・里見浩太朗や、福本の妻・橋本雅子さん、東映剣会に所属する斬られ役俳優の同僚、「太秦ライムライト」の監督・落合賢、「侍タイムスリッパー」を福本に捧げた監督・安田淳一ら、福本ゆかりの人々のインタビューも収録する。福本を敬愛してやまない安田淳一が追加撮影部分の撮影を担当。

2026年製作/107分/G/日本
配給:劇団とっても便利
劇場公開日:2026年6月5日

スタッフ・キャスト

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(C)2026 Tottemo Benri Theatre Company

映画レビュー

4.0 福本清三 どこかで誰かが(映画の記憶2026/6/6)

2026年6月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

驚く

切られ役の福本清三の心温まる感動ドキュメンタリー作品。背中で学んだ人は人が背中に付いてくる。

ただ単純に同じ事をしても福本さん同じようにはなれないけど、生きるというのを単純且つ明快に実行した凄い人だと思った。

ラストサムライの出演理由とか裏側のネタなどもありつつ、この作品は愛情で成り立ってるからどの部分も印象的だがストーリー構成が素晴らしい。
本人に意識がないところをみると天然的人柄や培った独特なオーラが他の人への良い印象を与えてたんだろうなと。
自分も福本さんのようにコツコツ頑張っていこうと前向きになる作品。老若男女関わらず是非見てほしい。きっと何か学ぶ点があるはず。
(個人的評価8.5点/10点中)

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5.0 すぐに斬られる用心棒の先生

2026年6月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

40年以上前、学校から帰宅するとテレビで夕方の時代劇の再放送がついていました。チャンバラシーンになると、鼻筋に白いメイクをしている人が出てきて、すぐに斬られていなくなるというのが気になり、翌日もまたその人が斬られるのを見つけ、そのうち、ドラマの本筋よりも「ウォーリーを探せ」状態で、毎回その人を探すのが楽しみになりました。結局その斬られ役の人の名前は判らないまま、10年ぐらい過ぎたところで、「探偵!ナイトスクープ」で、時代劇で用心棒の先生だと言われて出てきて、いつもその後すぐに斬られてしまう人が誰なのか教えてください、という依頼があって、桂小枝さんが太秦の撮影所に行って探し当てた人の顔を見た時、私が気になっていた人と同じ人で、福本清三という役者さんだということを知りました。「探偵!ナイトスクープ」ではおふざけで、「徹子の部屋」のセットに潜り込み、「徹子の部屋もどき」を撮影していたところ、本物の黒柳徹子さんがやってきて、福本さんの話を聞いて徹子さんが興味を持ち、本物の「徹子の部屋」に出演することになりました。それがキッカケで、時代劇の世界だけで有名だった福本さんが一般にも知られることになり、本が出たり、NHKのドキュメンタリーが制作されたり、「ラスト・サムライ」に出演することになったりと、つながっていった訳です。
今回の映画は、その流れで製作された福本さん唯一の主演映画「太秦ライムライト」のカットシーンが大量に見つかったことから、それを軸に、新たに奥様や関係者へのインタビューを加えて、福本清三という人となりを紹介していきます。
どんなに有名になっても大部屋俳優としての斬られ役をやめることはなく、周りが困るぐらい謙虚で、なにより真面目で、真摯に取り組む様子は、関わった人の誰にも大きな影響を与えた人のようです。
私は新宿バルト9で行われた「太秦ライムライト」の初日舞台挨拶に参加し、生・福本清三を見る機会がありました。満員の観客を前に、そういう機会が多かった俳優さんではないので、所在なさげにされていたのをよく覚えています。
今日は、本作の監督の大野裕之さんと撮影をした安田淳一さんによる、身近で接した福本さんにまつわる話をいろいろ聴けてよかったですね。
ただ、今回の映画で、「探偵!ナイトスクープ」の映像が出てこなかったのは残念でしたね。

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