劇場公開日 2026年5月8日

「エンドロールが終わるまで涙が止まらなかった」ひつじ探偵団 つくしのこさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 エンドロールが終わるまで涙が止まらなかった

2026年6月3日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

癒される

カワイイ

「君のクイズ」「ミステリーアリーナ」そしてこの作品と図らずしも(実はミステリー好きなので選んだ結果ではありますが)立て続けに“推理もの“を鑑賞しましたが、文句無しお薦めしたい映画は「ひつじ探偵団」です。
他のレビューにもある通り、私もそこまで大きな期待はせずにまあ適当にモフモフに癒されてこようかな~くらいの軽い気持ちでのぞみました。しかし見終わったらどうよ、なにこの映画私好きすぎるーーって、期待をはるかに越えた多幸感が押し寄せるこの感覚はそう「クールランニング」以来。また一生を通じて何度もリピートしたくなる映画が増えました。
最後の方のあるシーンで涙がブワッと溢れ、それ以降も畳み掛けるようにエンディングに向けた回収エピソードが次々と、エンドロールが終わるまで1度出てきた涙を止めることができませんでした。「名前」がこの映画を語る上で1つの鍵になると思うのですが、あの子の名前がこうだったのはここに繋げるためだったのかって、伏線って言葉は好きじゃないんですが、エピソードの散りばめ方、繋げ方が本当に上手で自然で優しくてもう全人類にこのカタルシスを共有したい。

途中、やっぱり少し子供向けなのかなあと思うところもありましたが、全体の流れとしてはトイストーリーと似た感覚ですね。
人間と言葉ではコミュニケーションを取れない子たちが奮闘するといった点で近いものがあるかと。しかしこれまたトイ・ストーリー同様ただの子供向けではない。
「羊」、一般には臆病で頭が空っぽで刹那的な幸せに生きていてゆくゆくはお空の雲になれると信じているオメデタイ奴らがふと現実に目覚めて葛藤して・・・と、現実逃避から成り立つユートピアが暗喩込めつつ描かれていて、大人にも十分刺さるところがある作品だと思います。
ちなみに私自身未年生まれなもので、ラストシーンはあの群れと共に羊(年)であることに生まれてはじめて誇りを感じましたよ、あはは

最後に、エンドロールで途中退席される方が多かったのでひと言、一応おしまいにちょっとだけクスッとなる仕掛けがありますので、できれば最後までお楽しみくださいね。
も1つ最後に、この作品は本当に犯人捜し有りの探偵ものです。私は見事に犯人を外しました。鑑賞される方は是非とも犯人当てもお楽しみください。

大勢の方に鑑賞してほしいので今回はネタバレ無しで頑張って書きました!

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つくしのこ