TRUE KYOHEI SAKAGUCHI SHOW 坂口恭平生活

劇場公開日:2026年3月28日

解説・あらすじ

作家・画家・音楽家・建築家など多岐にわたる活動を行う坂口恭平の生活と創作をとらえたドキュメンタリー。

1978年に熊本県で生まれた坂口恭平は、路上生活者の家を撮影した写真集「0円ハウス」や、政府と国家のあり方を問い直した「独立国家のつくりかた」など多くの著作で知られる。2011年、東日本大震災での政府の対応に不信感を抱いた坂口は故郷・熊本で“新政府”樹立を宣言し、拠点である「ゼロセンター」にて避難者の受け入れなどを実施した。2012年からは自身の電話番号を公開し、希死念慮を持つ人々からの電話相談「いのっちの電話」を続けている。また、坂口は躁鬱病の当事者であることを公言しており、時に深い鬱に潜って自らと向き合う。

本作が長編デビュー作となる新人監督・小宮雄貴が、坂口の個展を訪れ観客としてライブを撮影したことをきっかけに長期密着を開始し、熊本での日常生活や各地での展示、イベント活動を記録。制作中に坂口が深い鬱に陥り撮影が中断されながらも、彼が幼少期以前から抱えてきた根源的な“さびしさ”と向き合いながら新たな言葉を生み出していく過程を克明に映し出す。YouTubeで公開されてきた映像を、小宮監督自ら編集を手がけ劇場公開版として完成させた。

2026年製作/147分/日本
劇場公開日:2026年3月28日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
小宮雄貴
撮影
小宮雄貴
撮影協力
井坂雄哉
整音
黄永昌
編集
小宮雄貴
制作協力
長谷川三郎
特別協力
小原治
配給
小宮雄貴
宣伝
小宮雄貴
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映画レビュー

3.0 自分を肯定して生きる

2026年4月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
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共感した! 0件)
Sato

3.0 それが正しいリアクションなのかどうなのかは分からないけれど、いのっちの電話をかけてきた人に語りかける言葉はなんだかいい感じだと思いました。

2026年4月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

驚く

斬新

作家であり音楽家、画家でもある坂口恭平氏の日常を記録したドキュメンタリー映画です。

即興のライブ、絵画制作、料理、畑仕事…そして鳴り止まない「いのっちの電話」。画面から伝わるのは、圧倒的な熱量と速度です。本人が医師の診断を経て「躁状態ではない」と語る場面もありますが、その過剰なまでのハイテンションは、観る者に驚きとある種の危うさを感じさせます。

様々な活動が映し出される中で、やはり圧巻は「いのっちの電話」。
電話の向こう側にいる見知らぬ誰かへ向けられる彼の言葉には、ちょっと大丈夫かという激しさを込めた独特の響きがあります。理屈を超えた全肯定の姿勢は、病を抱える彼にしか辿り着けない表現の形かもしれません。
ああ、そう言ってもらえたら、電話の向こうにいる彼、彼女らの心がどんなに楽になるだろうと観客が安堵するような素敵な言葉が、ぶっきらぼうな言い方で矢継ぎ早に繰り出されます。

けれど、終盤に待ち受ける展開は表現者として生きる過酷さを物語っているようにも感じられました。一個人の生活を通じて、生きるための根源的なエネルギーについて考えさせられる。
0円ハウスからのファンとしては、TRUE KYOHEI SAKAGUCHI を観られたことだけで感激です。

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さとうきび

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