生きているんだ友達なんだ

劇場公開日:2026年3月27日

解説・あらすじ

テレビドラマ「初恋、ざらり」「じゃあ、あんたが作ってみろよ」などの話題作を手がけた脚本家・上野詩織の長編監督デビュー作。上野監督が自身の学生時代の実体験から執筆し、伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞2022で大賞を受賞した脚本をもとに、誰もが経験したことのある出会いと別れを丁寧に紡ぎ出す。

田舎町に暮らす優実には、石井という年上の友人がいる。無責任でわがままでいいところが全然ない石井だが、なぜか優実とは気が合い、一緒にいると居心地が良い。優実は働かない母親に代わって家計を支えるためパチンコ店で働きながら、不幸でも幸せでもない退屈な毎日を過ごしていた。そんなある日、石井は「私たちは人生に問いかけられている」というメモを残し、優実の前から突然姿を消してしまう。優実はその不思議なメモに導かれ、母親のもとを去る。5年後、都会で華やかな生活を送る優実は、かつての退屈な日々と石井に思いを馳せる。

「夜のまにまに」の永瀬未留が優実役で主演を務め、友人・石井を「茶飲友達」のアサヌマ理紗、優実が働くパチンコ店の同僚・清水を「ドライブ・マイ・カー」のジン・デヨン、優実の母親を笛木優子、パチンコ店の常連客をお笑いタレントのじゅんいちダビッドソンが演じた。

2026年製作/39分/G/日本
配給:フリック
劇場公開日:2026年3月27日

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(C)2025「生きているんだ友達なんだ」製作委員会

映画レビュー

1.0 友断ち

2026年4月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

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なっかん

3.0 何でもない日常だけれど、これこそが多くの人々にとっての普通の日常

2026年4月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

何となく息苦しさを感じながらも人生なんてこんなものだと諦観しながら送る地方の小さな町での日々。生活を変えようと一度、都会に出てはみたものの、やはりそこが自分の居場所だとは感じられない。そんなどこにでもありそうな、でもだからこそリアルな、若者の生き様を描いた作品。

個性的な石井は自宅ではレコードでベートーヴェンを聴き、仕事の合間に読む本はフランクルの『夜と霧』だ。生活の息苦しさを表現するために使われているのだと思っていたのだが、監督によればむしろ逆で、どんな過酷な状況におかれていても人間は人生に意味を見出すことができるというポジティブな捉え方の表象として使われていたそうだ。

作中で明示的な説明はないが、優実も恐らく幼い頃からヤングケアラー的な役割を担わされていて、大人になった現在でも母親の依存から抜け出すことができずにいるのだろう。そんな閉塞感の中で生きていても順応してしまう人間はやはり逞しいというべきなのだろうか。

何でもない日常だけれど、これこそが多くの人々にとっての普通の日常なんだろうな、とも思わせる。

なお、本作の本編はなんと39分。テレビの50分の放送枠で、CMを抜いたらこのくらいかな、という長さだ。せっかくシナプスとしては面白いものを持っているので、できれば人物像や関係性を掘り下げてもう少し詳しく描いた90分くらいの拡大版を作って欲しいと思った。上演後のトークショーに登壇していた監督に直接そんな要望を伝えさせてもらったのだが、是非やりたいとのこと。

でも、どうやら上野詩織監督が書いた脚本を伊参スタジオ映画祭というコンペに出したのだが、10分以内の短編部門、4〜50分以内の中編部門などに分かれていて、この中編の部門で大賞を獲得したことで映画化が実現したというのが本作の尺の理由だそうだ。

そして、本来は別の人が監督をするはずだったのができなくなり、脚本家自身が初めて監督することになったために映画学校で編集などを学んでから撮り始めたというエピソードも意外だった。

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Tofu

3.0 せっかちなベートーヴェン

2026年4月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

石井みたいなのが現実に身近にいたら甚だ迷惑だったりするのだが、登場人物それぞれに(パチンコ客含めて)、自分もこういう風に振る舞ってみたい、と思わせる部分が少しずつあって和んだ。

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ひろちゃんのカレシ

4.0 短いのに、ちゃんと残る

2026年4月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

事前知識一切なしで鑑賞。
ああ、胸に染みました……。
ふわっと共感できる作品で、じんわりと泣けました。
石井がとても良かったです。
約40分という短さも潔く、
もう少し彼女たちを観ていたい、という名残惜しさを残しつつ、
その余韻がとても心地よく、観てよかったと思わせてくれました。
今後は、この監督の作品をチェックしていこうと思います。

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hkr21

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