「映像美だけ。原作の魅力をほとんど伝えていない。」黒牢城 ケンジさんの映画レビュー(感想・評価)
映像美だけ。原作の魅力をほとんど伝えていない。
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原作を読んでから観ました。
500ページ近い本を2時間半に収めるのが大変だったのは分かるが、ダイジェストになってしまって村重が家臣たちの心情をどれほど読み込んでいるか、官兵衛との腹の探り合いなどが薄くなり過ぎていると感じた。
また、謎や状況が説明不足過ぎて、これで原作未読の鑑賞者は謎がどうして謎なのか、解釈がどうして正解たりうるのか果たして得心がいくのかと感じた。平面図を入れるなり、文で数行入れるなり色々手段はあったはず。
御前衆5本槍がオダギリジョー以外情けなさ過ぎ。千代保の独白シーンのカメラワークに疑問。もう一人の主役のはずなのに黒田官兵衛のその後がラストの説明に無い。戦国時代に疎い人には松寿丸が生きていたことすら知らされない。
原作は長いけど、心理描写が苦手じゃ無いならこの10倍は面白いと思います。
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