きれっぱしの愛

劇場公開日:2026年7月3日

解説・あらすじ

「ゴッドランド GODLAND」で世界的に注目を集めた北欧アイスランドの気鋭フリーヌル・パルマソンが監督・脚本を手がけ、片田舎に暮らす家族のささやかな日常を、移りゆく四季とともにユーモアと皮肉を交えて描いたドラマ。

アイスランドの田舎町。アンナはしっかり者の長女イダやいたずら好きな双子のグリムールとソルギス、そして愛犬のパンダと暮らしながら、芸術家としての道を模索する日々を送っている。若くして結婚したマグヌスとはすでに別れているが、いまだに情を断ち切れず、元夫マグヌスは何かと理由をつけては家を訪ねてきて一緒に食卓を囲み、ピクニックにまで同行する。いつしか、まだ家族であるかのような日常を過ごすようになる彼らだったが……。

コメディアン・俳優・歌手として活躍するサーガ・ガルザルスドッティルがアンナ役、「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」「蜘蛛の巣を払う女」などのスベリル・グドナソンがマグヌス役で絶妙な距離を保つ元夫婦を演じ、パルマソン監督の3人の実子と愛犬パンダが家族役で出演。2025年・第78回カンヌ国際映画祭にてパルム・ドッグ賞を受賞。

2025年製作/109分/G/アイスランド・デンマーク・スウェーデン・フランス合作
原題または英題:Ástin Sem Eftir Er
配給:ギャガ
劇場公開日:2026年7月3日

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(C)STILL VIVID, SNOWGLOBE, HOBAB, MANEKI FILMS, FILM I VÄST, ARTE FRANCE CINEMA

映画レビュー

3.0 癒しの風景の中で紡がれる、別れた夫婦の情とすれ違い

2026年7月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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共感した! 8件)
ニコ

4.0 いつまでも残る愛は、美しくて残酷

2026年7月6日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

癒される

アイスランド語の原題「Astin Sem Eftir Er」と英題「The Love That Remains」はいずれも直訳で「残っている愛」。漁船乗組員と芸術家の元夫婦が離婚後も子育てを中心に親しく関わっていく話なので、一義的には別れても互いへの愛情や家族愛が残っていることを示す題のようにも思える。だが、一度壊れた関係なのに愛が残り続けるのは、果たして美しいのか、それとも残酷なのか?

家族が暮らすのはアイスランドの田舎町。海と山の雄大な景観が広がり自然を間近に感じられる環境で、アンナは3人の子(フリーヌル・パルマソン監督の実子だそう)と愛犬パンダと暮らしながら、創作活動にいそしんでいる。元夫マグヌスは遠洋漁業船に乗り込んで働き、陸で過ごす休日にアンナたち家族と過ごすというパターンを繰り返しているようだ。

アンナは大きな布を野に広げ、その上に切り抜いた鉄板片を並べて長期間風雨にさらし、自然と時間がもたらす変化を刻んだ作品に取り組んでいる。自然と時間から人為的な価値(芸術)を創造しようとするアンナと、自然と時間がはぐくむ天然の価値(食料としての魚)を収獲するマグヌス、2人の行為の対比も価値観の違いを象徴するようで興味深い。

季節の移ろいとともに表情を変える大自然を背景に、元夫婦と子供たち(+犬)が素朴ながらも仲良く暮らす日々。それは決して美しいだけの話ではなく、残り続ける愛ゆえに、人生の新しいステージに進めない残酷な現実を描いているのかもしれない。暮らしているのが田舎であれ都会であれ、離別したあとも残り続ける愛(言い換えるなら未練や執着)は哀しく、厄介だ。

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高森郁哉

4.5 憎いオンドリ

2026年7月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

斬新

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カールⅢ世

未評価 アート系映画とは思わなかった( ̄▽ ̄;)。幻想的な所は全く理解出来なかったが、季節ごとの風景と家族の場面は良かったよ。アイスランドに行ってみたくなる。

2026年7月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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マサヒロ