「黄金時代の映画へのオマージュ」オデュッセイア Toninuさんの映画レビュー(感想・評価)
黄金時代の映画へのオマージュ
映画とは映像で魅せるエンターテインメントである、というメッセージがとてもよく伝わってくる。
ストーリーはとてもシンプルなのだが、その意味を良く理解するには、オデュッセウスの物語を事前に知っている方が良いかもしれない。当然ネタバレとなるが、そもそもこの映画は物語を知っている人が観ることを前提としているようなところがあるので。
避けられない運命に対峙する人間の悲劇というギリシア悲劇のモチーフをもとにした重厚なストーリーは、現代でも連綿と続く戦争という避けられない現実の悲劇を想起させる。この監督からのメッセージはオッペンハイマーと同じだと思う。
しかし、この映画は冒険活劇としての映画へのオマージュのように感じられるので、ストーリーやメッセージなんてたいして意味のあることではないのかもしれない。
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