プロジェクト・ヘイル・メアリー

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劇場公開日:2026年3月20日

解説・あらすじ

アカデミー賞7部門にノミネートされた「オデッセイ」の原作「火星の人」などで知られる作家アンディ・ウィアーのベストセラーSF小説を映画化。滅亡の危機に瀕した地球の運命を託された中学の科学教師が、宇宙の果てで同じ目的を持つ未知の生命体と出会い、ともに命を懸けて故郷を救うミッションに挑む姿を描く。

太陽のエネルギーが奪われるという原因不明の異常現象が発生。このままでは地球は冷却し、人類は滅亡してしまう。同じ現象が太陽だけでなく宇宙に散らばる無数の恒星で起こっていることが判明し、11.9光年先に唯一無事な星が発見される。人類に残された策は、宇宙船でその星に向かい、太陽と人類を救うための謎を解くことだった。この“ヘイル・メアリー(イチかバチか)”プロジェクトのため宇宙に送り込まれたのは、優秀な科学者でありながら学会を去り、いまはしがない中学教師をしていたグレースだった。彼は地球から遠く離れた宇宙でたったひとり、自らの科学知識を頼りにミッションに臨み、そこで同じく母星を救おうと奮闘していた異星人ロッキーと出会う。姿かたちも言葉も違う2人は、科学を共通の言語にして難題に立ち向かい、その過程で友情を育んでいくが……。

主人公の中学教師グレースを「ラ・ラ・ランド」「バービー」のライアン・ゴズリングが演じ、「落下の解剖学」「関心領域」のザンドラ・ヒュラーが共演。「オデッセイ」も手がけたドリュー・ゴダードが脚本を担当し、「スパイダーマン スパイダーバース」シリーズの製作・脚本などで知られるフィル・ロード&クリストファー・ミラーが監督を務めた。

2026年製作/156分/G/アメリカ
原題または英題:Project Hail Mary
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2026年3月20日

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映画レビュー

4.5 あまりにも美しい“対等”の物語

2026年4月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

あまりにも美しい“友情”を見た。
間違いなく、心に深く刻まれる作品だった。

正直、人間と異なる種族との友情を描く物語は珍しくない。
例えば E.T. のように、名作と呼ばれる作品も数多く存在する。

けれど多くの場合、それはどこかで「どちらかが優位に立つ関係性」だと感じていた。
守る側と守られる側、教える側と教わる側。
無意識のうちに、力関係が存在している。

しかし、この作品は違う。

舞台はどちらのテリトリーでもない、広大な宇宙。
仲間もいなければ、後ろ盾もない。
経験則すら通用しない、完全に対等な環境で彼らは出会う。

だからこそ、そこには優劣がない。
恐れも、見下しもない。
ただ純粋に、お互いの知恵を持ち寄り、協力し合い、それぞれの星を救うために手を取り合う。

なんて美しい関係性なんだろう。

同じ星の中ですら、優劣をつけ、分断し合ってしまう私たち人間。
それなのに、共通点を見つける方が難しいはずの彼らが、こんなにもまっすぐで、こんなにも尊い“友情”を築いていく。

その姿に、胸が震え続けた。

ストーリーは終始、先が読めず、純粋に“物語を体験する面白さ”に満ちている。
だからこそ、ぜひネタバレなしで観てほしい。

そしてこれは、絶対に映画館で観るべき作品だと思う。
あの宇宙の広がり、孤独、そして出会いの奇跡は、家のテレビではきっと味わいきれない。

グレース、ロッキー。
本当にありがとう。

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AZU

4.0 太陽が冷えゆく宇宙の彼方で友情を叫ぶ

2026年3月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 2件)
共感した! 44件)
ニコ

4.0 晴れた空より、霧が好き。血が通ってる地球人より、岩みたいな異星人が好き。何より私は、ライアンが好き。

2026年3月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

斬新

ドキドキ

主演のグレース役、ライアン・ゴズリングさん目当てで鑑賞。原作は未読です。「ラ・ラ・ランド」を観てすっかり好きになってしまった俳優さん。笑顔が甘い♡そして軽やかで爽やかなところが好み。今作は2時間半たっぷりライアンを余すところなく味わえて、それだけで星4つは献上したい🤩
加えてサンドラ・ヒュラーさんの冷静沈着な上に一見非情な、でもやっぱり奥には血が通っている(かもしれない)矛盾に満ちた司令官役を堂々と快演!一気に映画に重厚感が加わります。
音楽はポップでいてどこかユーモアを感じさせるバリエーション。サンドラが壮行会で歌う歌の歌詞が沁みる。また3時間近い映画を飽きさせない緩急のある構成がいい。そして、この映画の大切な友だち、ロッキーの見た目ですが、目や口がどこにあるのかないのかもわからない、岩のクモみたいな見た目です🫣

でもでも、あら不思議😳
これが2時間彼と付き合っていくうちに、
笑顔なんかなくてもいい、目なんかパンちゃパンちゃしてなくたってコレでいい!!
って、愛おしく見えてくるのですから…。

私ももしグレースと同じ状況になったら、孤独より異星人と仲良くなる方を選びます🤫多分。
そして、彼の選んだ本当のラストが何より好き。

晴れた空より、霧が好き。
サムズアップはやっぱり👍より👎がイカしてる。

SF映画好きな方にはもちろん、エンタメ映画好きな方に広くオススメできる作品です♪
私は吹き替え版で鑑賞しましたが、字幕版でも観てみたいな。
あわせて原作も読んでみたくなりました。

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共感した! 52件)
ななやお

4.0 知的探究とユーモアと温もりが絶望を打ち砕く

2026年3月22日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

これは地球の命運をかけたミッションを描く超大作であると同時に、宇宙空間における一人芝居をいかにして成立させるかという映画的命題への挑戦である。過去には『月に囚われた男』『オデッセイ』など同様の特色を持つ作品もあった。だが、本作は何より知的探究を刻々と更新していく展開が魅力。「どうすれば地球を救えるか?」をめぐって人間味あふれるライアン・ゴズリングが柔軟に事象を受け止め、科学教師らしい分かりやすさで仮説設定と論証を重ね、生き残りの道筋を探していく過程は飽きさせない。さらに彼が「一人ぼっちではない」と気づく瞬間こそ最大の要。『レゴ・ザ・ムービー』でお馴染みのロード&ミラー監督が命を吹き込む”ロッキー”の愛らしさといい、全く同じ境遇下で育まれる二人の絆といい、思いっきり心を奪われる。宇宙空間の深淵を感じさせる闇と光に彩られた映像美も素晴らしく、大画面に包み込まれながら観るのに打って付けの一作だ。

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牛津厚信