「人はなぜ夢を見るのか。生きているからだね。」サンキュー、チャック Mr.C.B.2さんの映画レビュー(感想・評価)
人はなぜ夢を見るのか。生きているからだね。
6月2日(火)
今週で上映が終わってしまう「サンキュー、チャック」をMOVIX川口で。
チャックの人生を第三章、第二章、第一章と遡って行く。
宇宙が終わりを向かえる第三章はチャックの夢の中の世界或いは脳内風景であろう。
教師(キウェテル・イジョフォー)は第一章から2〜30年経っているのに歳を取っていない(第一章で学校の隣の教室にいる)し、住んでいるのがチャックが住んでいた鍵のかかった部屋のあるあの屋敷である。
チャックが街頭で踊る第二章も夢の中の世界のようで、第一章だけがチャックの人生か。
第二章で一緒に踊るのは若き日の祖母、スケートしているのは生まれて来なかったチャックの妹?
確かに第一章で祖母は「カバーガール」から「オール・ザット・ジャズ」まで色々なミュージカルをVHSビデオでチャックに観せて一緒に踊る。
チャックのダンスに対する思いはこの時に生まれたものだ。第二章のダンスシーンはとても素晴らしかったし、第一章のダンスシーンも楽しいものだった。
チャックの母は妊娠中に事故死して祖父母は酷く落ち込んでいた。でも、あの子が妹だと言う暗示はあった?
私は、作品を観た後、レビューを書く前に関連動画(インタビュー、対談等)を良く観る。特に監督や俳優のインタビューを観ると作品に対する理解が深まると思っている。(ま、観るまでもない作品もあるけど。)
「レンタル・ファミリー」の時に動画を色々観て(海外のも観た)監督の草刈正雄のエピソードにたどり着いてレビューに書いたら、「どこからそんな情報仕入れるんですか?」とコメントを頂いた事もある。
ひなさんは、米のスクリーンプレイで祖母、妹を確認されたようで、上記の事からも私はそれを信じます。踊る時のチャックの振りは祖母のそれと一緒だったし。
世界はあなたが愛した記憶で出来ていて、それがあなただけの宇宙になる。
チャックは、第一章の終わりで自分の最後を観た。最後を知っていながら真面目に39年生きて、愛した記憶で夢を見て39年の人生を終え、チャックの宇宙は終わりを向かえたのである。
レビューアーさんの中にスコアを0にされている方がいるが、スコア0は加算されず平均点を下げることにはならないようなので、本作を観た直後はスコアを5にするか2.5にするかで迷ったけど、そういう事なら0にしておく。
また、この作品を観る事があれば、その時の感性でスコアを付けたいと思う。
共感とコメントありがとうございます。
スケートの女の子は、家族が待っているはずの、帰る家を探しているのかと思いました。おそらく彼女はそういうことを知らないまま。いつも心細そう、不安そうでした。かわいそうに。答え合わせは自力で考えつくした後にしたいので、私は解答編になりそうな読み物はひとまずレビューをアップした後に読むことにしています。
本作、じんわり胸に来る温かさを感じさせる上に、埋め込まれた仕込みを回収するゲーム感も味わえる、文句なしのエンタメでした。
あまり話題になってないようですが、後から「名作」と認知されるタイプの作品かもです。
コメント、ありがとうございます。
伏線回収のような、映画的な仕掛けの多い作品なので、仕掛けを見つけて楽しむ人は高い評価を付けているようですね。
私は「それで、何が言いたいの?」と思ってしまったので、2.5の方でした。
コメントありがとうございます。
Mr.C.B.2さんのレビューも、◯なさんと同じように、いつも作品をより良く知りたい、という真摯さが伝わってくるので、清々しい気持ちで拝読させていただいてます。
今回の是枝裕和監督は(他の方へのコメントでも書いてますが)、実は失敗したなぁ、と思いつつも諸事情からあまり正直に言えなくて内心忸怩たる思いを持ってる?のではないかと推測しています。
草刈正雄さんのエピソードは、とても印象に残っています。情報の仕入れ先のお話、なるほどなあ、と思いながら読ませていただきました。
第2章が夢の中のお話、というのは自分にとっては寂しすぎます。やはり、現実にあったことと思いたいです。
共感ありがとうございます。
Mr.C.B.2さんも第二章をそのように解釈されるのですね。というか製作者の話などを総合すると自然とそうなるんですかね?やっぱりキング作品って意地悪ですね…そこが好きなんですけど。
0星評価にそんな意味があったとは!私は貧乏性なので0.5星は最低でも付けると思いますが、イザという時の為に覚えておきます。ありがとうございます。
共感ありがとうございます。
「〜それがあなただけの宇宙になる。」
本作中に宇宙カレンダーの話があり、カールセーガン博士が出ていました。博士の名著「COSMOS」の中にも「宇宙は神の見ている夢である。神が目を醒ますと全ては幻となる。」という神話が紹介されていた事を思い出しました。
マクロにもミクロにも存在し得る宇宙論ですね。








