劇場公開日 2026年6月12日

「ネバーランドのマイケル」Michael マイケル じゅんぢさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 ネバーランドのマイケル

2026年6月6日
Androidアプリから投稿

イチ早く観たかったのでIMAX先行上映で鑑賞。
コンバージョンIMAXなので映像クオリティは普通。音響に関してはクライマックスの「BAD」だけは良かった。なんで?なのでおすすめはDolby Atmos上映かと。
ジャクソン一族が全面的に制作に参加しているが、これに関しては一長一短ですね。
ジャクソン5時代のパートはマイケルを演じた子役の凄さにビックリした。これならジャクソン5時代だけで1本の映画にしても良かったと思うほど、このパートが一番面白く観れた。
というのも、ミステリアスだった私生活は映画の中でもミステリアスなまま。当時MTVの白人主義問題に関してはあまりにもあっさり過ぎで拍子抜け。作曲の過程は工夫が感じられない。曲の持つ意味についてもあんまり語られない。
ミュージシャンの伝記映画なのにポール・マッカートニーや、特にダイアナ・ロスが無視されているのはどうなのか?クインシー・ジョーンズはモブキャラ扱いだし。
仮に描いていない事を批判しないとしても、描かれているジャクソン兄弟もモブキャラ扱いだ。
そして最もダメなのは父親が単純な悪役としか描かれていない事。暴力的、権威的であっても決して虐待ではなく、ジャクソン5やジャネットを一流のミュージシャンとして英才教育し成功させた人物なのに、映画の中では天才マイケルを迫害して成功を邪魔する悪人にしか見えない。これではマイケルが嫌々音楽をしている様に見えてしまう。
硬派な社会派エンターテインメント映画を得意とするアントワン・フークア監督に期待していたが、マイケル財団からの規制が厳しく、思い描いていた映画にはならなかったと思う。といのもマイケル財団との対立があり、追加撮影は他の人、そして続編には関与しないと言われているからだ。実際、来日キャンセルなど、興行的大成功した割にはマスコミの前にはほとんど出ないで沈黙している。
映画の中でピーターパンのネバーランドのシーンの絵本を見せるシーンがかなりあるが、これは監督が、「マイケル・ジャクソンという実在した人物が聖人として活躍するおとぎ話ですよ」と言うことを精一杯示唆しているかのようだ。
近年の「ELVIS」「ストレイト・アウタ・コンプトン」のような骨太な人間ドラマとは方向性が全然違っていて、劇場で良かったマイケル・ジャクソンを思い出してみんなで楽しみまショーですね。
映画を観る前と後でマイケル・ジャクソンに付いて見方が変わったとか、深く知る事が出来たという事に関してはゼロ。
ドラマが薄っぺらなので、ジャファー・ジャクソンの熱演もそっくりさんショーにしか見えない。
続編が作られても裁判の判決やジャクソン一族の意見でまたヨイショしかしないのは明らか。数々の疑惑は嘘偽りのでっち上げ、SONYは悪いと表面的に描かれそう。

じゅんぢ
じゅんぢさんのコメント
2026年6月7日

スコセッシには全く触れませんでしたね。マイケル・ジャクソンのファン向け作品ですね。

じゅんぢ
minavoさんのコメント
2026年6月7日

スコセッシ出さないとか、もう映画ファン切り捨てなんですね、って悲しかったです。

minavo