田鎖ブラザーズのドラマレビュー・感想・評価
山中崇は一見の価値あり
本作は復讐劇だが、復讐のカタルシスはない。「復讐は何も生まない」と言うけれど、それでも決着をつけなければ先に進めない。そうやって31年間苦しんできた兄弟がなんとか、前に少しだけ進むところを描いた作品と言えそうだ。
刑事ドラマでもあるので、かつて両親を殺した真犯人を探すと言う大筋の物語とは別に、毎週個別の事件も発生して、それらを解決しながら話は進んでいく。ユニークなのは、それらの事件が、復讐を企てる彼ら自身を映す鏡となり、兄弟は自分たちの行為の正しさを自問自答することになる。
その自問自答みたいなものがこのドラマの核だったように思う。真犯人を暴き立てることのカタルシスを全面に持ってくる感じではなかった。実際、真相は兄弟にとって一番残酷なもので、視聴者的にも残酷だった。
要領の悪い善人「もっちゃん」を演じた山中崇は、本作の理不尽さを一身に背負う象徴的存在。彼の演技は一見の価値があったと思う。
復讐
復讐をすべきか否か…全話を通して丁寧に丁寧に描いた作品だったな。兄弟がどのような選択をしたのか全話観たあなたならどう考えますか?とこちらに問いかけてくるラストは、最終回が終わっても復讐について考えさせられることになり、なんかすごいドラマだったな
終わり良ければ全て良しだけど、終わりモヤモヤで全部がモヤモヤに
自分達の両親を殺した犯人が捕まること無く時効を迎えて、それでも真犯人を追い続ける田鎖兄弟、徐々に真相に迫っていく二人と、一筋縄でいかない事件の数々に毎週楽しませて頂きましたが、派手さには欠ける展開と言えば言えて、毎回単純な事件が裏にもう一つあるところがミステリドラマとしても良かった。
良かったのですが、最後が頂けない。
最終的に犯人がわかって、それを田鎖兄弟がどうするのか、ぼんやりと提示されてはいるけど、もやもやとしてしまい、良かったと手放しでは喜べない完結でした。
最後に90分の拡大ドラマとしてもっときっちりと終わらせてもらいたかった。
田鎖兄弟だけで無く、その周りの刑事達の最後の本当も無駄に終わってしまったような気がしてならないのは気のせいでしょうか。
知らない方が幸せ?
兄(岡田将生)は刑事、弟(染谷将太)は検死もやる検証官、二人は幼い頃両親を殺された未解決事件の犯人を追いかけている。
重要参考人だと思っていた男が死に、事件は急展開する。
面白かったけど兄がだまされやすいのはちょっと。
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